2010年2月25日木曜日

バレエ 舞台用カットクロス

 
 
舞台上手・下手に配する柱カットクロスを制作中。




古典バレエはおとぎ話が主体であったりして、美術デザインも想像力をかき立たせるものがよく似合う — そう思っている。



写実的な絵の類が求められる場合も多い舞台背景画業。


だけど、

素敵だなぁとか、背景画に変換する際に制作作業に熱が入る力のある道具帖・デザイン画って現実と創造の世界が面白くそして自然に入り交じっているものだったりする。


自分がデザインする場合も両者をうまくブレンドしたいと思っている。
バレエの華麗な衣装とも良い相互作用が生まれるだろう。


だから写真のように中世の大理石柱を題材にしても自分なりのイメージのデフォルメというべきかややオーバー目な表現を盛り込んでいる。

バレエに限らず、舞台芸術、舞台上での表現は非現実的なもの。
その演技や演出を楽しみに来ている観客がいる。非現実だからこそその舞台演目に目を向けるのではないだろうか?
お客さんにはそこでしか観ること・感じることの出来ない貴重な空間になって欲しい。
演者、裏方共に舞台の作り手はみな、夢のような時間を提供したいと思っているはず。




・・と固ーい話が続きましたところで、

・・では今日の写真の話へ。

って、あっさり切り替えているように思われるかもしれないけど、上に書いたことは自分なりに常々思っていることなのですよ。


・・えー、で、写真の話。

ごらんのように、柱頭のデッサンは判ると思いますが、たまには大きさの比較対象になるかと思ってのこの一枚です。


刷毛があったり、絵の具が入ったバケツがあったりするので大きさ比較の参考に・・なってるかな?





● バレエ 舞台用カットクロス

 
 





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