2009年7月27日月曜日

間もなく開演! 20th清里フィールドバレエ‐7/27 くるみ割り人形

ついに今晩からフィールドバレエ開演!

実はここ清里は午後3時ごろまで雨が降り続いていた。
だけど今17:45雨は上がっている!
舞台上ではダンサーが確認作業を行なっている。

このまま降らずに初日を迎えてほしい。

2009年7月26日日曜日

清里フィールドバレエ — 照明合わせ

今日7月25日はフィールドバレエ舞台制作のうち、照明合わせは2日目。

その前に自分が担当している道具へのペイントの仕上げ。
照明器具も仕込んでもらったが昨晩の照明合わせではその位置が気になる所があった。
大工さんに頼んで直して貰うことにした。


昨日の"くるみ割り人形"の照明合わせは土砂降り(野外だから余計にそう感じる)の中行なった。


今日も降ったり止んだり落ち着かないが"タチヤーナ""白鳥の湖"のチェックだ。


そして明日にはもう公開リハーサル"ゲネプロ"が待っている。

…晴れてほしいな。

我々舞台装置制作チームもチェックしたいとても重要なことが残っている。

2009年7月24日金曜日

第20回‐Kiyosatoフィールドバレエ 制作舞台裏

昨日照明さんの団体が現場入りしました。

ここ数日間天候になやまされている。

日中は比較的安定した天気。
照明チームは機材の仕込みを続けていました。

ここは野外。照明さんが照明のチェックが出来るのは当然日が沈んでから。だけど夜にはまた雨が降りだした。

唯一良かったのは日中、舞台上ではリノリウムというダンサーが踊るためのシートを敷き詰める事が出来たこと。

リノリウムが敷かれると少し寂しい気持ちもある。
なぜなら、今まで舞台上手下手を自由に行き来し、舞台中央部が大工さんと共に使っていた美術制作現場だったわけだがこれでここを明け渡すことにになるから。


でもここは気持ちを切り替えて!
まだ仕上がっていない道具もあるし、今晩は照明の色あわせがある。


道具たちがどう見えるか不安だけど、楽しみにしている部分の方が多いんだ。

今晩も遅くまでかかるけど頑張ろう!

2009年7月23日木曜日

清里フィールドバレエ — くるみ割り人形・ある舞台装置制作の裏側 7月22日

今日は残念ながらここ清里では日食は見られなかった。その時間には確かに薄暗くなったけど。

‥雨でした。


だけど、制作は出来る範囲で進めなければ。


今日はある装置の仕掛けを作ってもらっている。といっても現在夜8時。


日中は舞台上で制作しているけど、特殊な物を造るとなると専門家の技術が必要だから、仕事上がってから場所を移動しての制作。


そしてここは


工房モルゲンロート


清里フィールドバレエの舞台美術を担当されている"小林雅之"さんの通常の仕事場。
小林さんは本来は金属を加工することが専門。
フィールドバレエでもその知識と技術は巧みにいかされている。
だからこそここの舞台装置は造ることが可能なのだ。


そして今回もその腕を頼る場面が出てきた。

時間の無い中、僕が無茶ぶりしたアイデアを実現出来るように大工さんと共に試行錯誤していただき、仕組みが決定、それを今溶接の技術で形にしてくれています。

本職の姿のその後ろ姿は舞台制作とリンクしてより生き生きして見えます。

普段見ることの出来ない制作現場を見学させていただいています。楽しい!

小林さん、いい仕事します!そして本当にアイデアマンだなーと改めて感心しています。


小林さんだけでなく大工さんにはすでに木工部分の仕組みを手掛けて頂いています。僕のワガママばかりに付き合って頂いています。
機転の利く(利きすぎる‐笑)素晴らしい大工さんです。今度ご紹介させていただきます。

照明チームもやって来る。
制作も佳境に突入!


20回清里フィールドバレエ — 7月22日

2009年7月22日水曜日

清里フィールドバレエ — 7月19日

虹が出た。

フィールドバレエの特設ステージ上から富士山方面を眺める。

天候が不順なここ清里高原では雨が降ったり止んだり。


だけど時にはこんな素晴らしい光景も目にすることが出来る。

バレエ公演本番も然り。

おそらく毎回違った表情の舞台になっていると思う。


天候に悩まされながらも準備は順調に進んでいます!
本番をお楽しみに!

2009年7月19日日曜日

清里フィールドバレエ — 舞台美術制作

7月18日土曜日
ここに現場入りしてから8日目だ。


今日は子供のバレエダンサー達がこの舞台を使って振り付け確認やお稽古がある。


だからその幕のシーンを制作している僕は(もちろん取り付け作業をする大工さんも)その稽古に必要な大道具を揃えなきゃならない。それに、ダンサーが怪我しないように一度舞台上を片付けだ。


夕方から先生方とダンサーが舞台にやって来た。


みんながセットの一部と一緒に舞台にならび、バレエの曲がかかると空気が一変。すっかりバレエの舞台になった!(もちろん道具たちまだ完成してないよ)


徐々に各セクションの仕事が進み、この第20回フィールドバレエの公演日に向けて着々と準備が進行中。

まだ作らなければならないものがあるけど、色々と具体的な形見えてくると制作にも一層熱が入る!

皆さんが大いに楽しめる舞台をご用意して、公演ではお待ち致しています。

2009年7月15日水曜日

フィールドバレエ — 劇場公演との違い その2

萌木の村へ来てフィールドバレエ用の舞台美術制作をはじめてからすでに4日が経つ。

写真は今回使用する、昨年作ったセットの一部。
大工さん達はこういったセットの持ち込み、組み立てを含め6月後半からこのフィールドバレエ特設ステージを準備している。そして今回新たなセットが必要な〃くるみ割り人形〃の為の道具作りもしている。僕が担当している部分でも色々わがままも聞いてもらってます。

ここの大工さん達は腕ももちろんのこと、その前にみんな人間的に素敵な人たちばかりだ。
大好きだなー!一緒に制作出来て幸せです。
暫くの間お世話になりますよ〜。

‥長期と言えば、

この公演は他のバレエ公演と違い長期に渡る。
バレエシャンブルウエストが出演し、3演目を日替わりで約2週間。

野外バレエで天候にリスクをかかえるが、それを補うためかこのスタイルになったようだ。


これだけの長期公演(しかも野外)はとても珍しいよね。

それが今回で20回目だよ!信じられない歴史だ!


このバレエ公演を興行するにあたり、毎回様々な困難を抱えているが、ここの舩木社長をはじめとする、清里を愛し、このフィールドバレエを誇りにしている人たちが集まっているから実現出来るんだ。
そしてもちろんこの僕も昨年からその魅力のとりこになった一人だよ。

美術制作は基本的に特設ステージ上で行なっているんたけど、今のところ天候に悩まされず順調に進んでます!

2009年7月12日日曜日

清里フィールドバレエ制作現場より〜合流2日目

山梨県・清里の萌木の村内の特設ステージよりお届け。

昨日現場入りしましてこちらでお世話になりながら制作をはじめました。

何しろ20回記念公演!

公演本番には沢山の方々に足を運んでいただきたいですね。


その為にも良い舞台を観てもらえるように美術制作を、もちろん楽しんで!!進めてます!

大工さんたちも続々と舞台セットを組み上げています。いい仕事みさせてもらってます。完全に勉強させてもらってますね。
本当にお世話になります。

そして萌木の村社長をはじめ、数多くの皆様!今回もどうぞよろしくお願い申し上げます!

祝・第20回清里フィールドバレエ!!

2009年7月10日金曜日

明日から清里フィールドバレエ制作現地入り

明日からいよいよフィールドバレエ制作に合流します。

ここんとこ出張仕事としかも残業が続いて家にいる時間が少なかった。
だから清里ヘ行く準備が遅れてて‥。

帰ったら車の荷物を取り替えないとならない。


上の写真は今日の仕事帰りに見た夕焼け。

実は‥ヘトヘトです。

がしかし、

頭を切り替えて明日から行って来るよ!
どんな制作になるのか楽しみだ!!

2009年7月9日木曜日

4/23(木)晴 "Covent Garden, S.Paul" - イングランド・舞台美術 探訪

今朝は目覚めから落ち着かない…いやそんなに緊張はしていないが…

とにかく!待ち合わせ時間に遅れないようにしよう。


何のことかと言えば、今日の11:00amにコベントガーデンであるミーティングがある。


Covent Gardenには早めについた。
さきに行っておきたいところがあったから。
Drury Lane 劇場で観たいミュージカルがあるんだ。

それは " Oliver "。映画オリバーツイストでも有名なお話を基にしたものだ。

チケットを取り、ミーティングの待ち合わせ場所、Royal Opera House のステージドアへ向かう。


ミーティングの話はまた今度ね。



・・・でその後はWhite Chapel の Spital Fields Market というところへ向かった。

ここでは友達Jの彼女(ファッションデザイナー)も参加する大きなファッションショーが開催されている。
彼らに合流してファッションショーを楽しんだ。

終了後、一緒にパブで乾杯、その後彼らと別れてSt. Paulにある今日の宿へ行きチェックイン。


今度はまたもう一度コベントガーデンへ。

ミュージカル " Oliver " を観劇。


宿へ戻り、部屋へ行くと相部屋のひとりに会う。名前はアレックス。アルゼンチン出身だった。

彼は出掛け、僕は寝る準備をしてベッドへ戻ると今度はもう一人やってきた。
フランス人の学生だ。名前はよく分からなかった。漫画が大好きなんだって。

よい旅の証拠、今日も忙しかったー。

2009年7月3日金曜日

4/26(日) South Kensington to Heathrow, 復路フライト

 
イングランド最終日。


色々あったと思う。

前回の時も最終日は…この感じは・・好きじゃない。

こっちに来てから一番孤独を感じる日だ。


朝食はチェックアウト前に近くのカフェでEnglish breakfast.
そうそうこんな味。ベーコンがしょっぱいんだ。いかにも保存食!


チェックアウト後も荷物だけ保管してもらい、外出。
実を言うと、ここでトラブル!というほどではないんだけどreceptionでやりとりがあった。


・・そうこうして外出先は…

Science Museum (V & A Museum に隣接)にぶらっと立ち寄ってみた。

本当は'ぶらっと'なんていう気持ちで見て回るところではないのだろうけど、
フライトまでは時間があるけど少し買い物もあるからその範囲で。


さて、お世話になったここSouth Kensingtonもあとにしなきゃ。


いつも使っていた通りを駅へ向かう。


結構チャージした"Oyster Card"もこれで使うの最後だね。
Tubeに乗ってHeathrow Airport まで。やっぱりここの空港は何だか暗い(笑)。

この後は買い物したり、フライト時間までお茶して時間潰したりしたんだけど・・


その前に!・・


本当にいろいろ面倒見てくれた友達のJohnへ電話を入れたんだ。


・・その時彼は彼女とSouth Englandの(場所は忘れたけど)あるビーチにいた。


お邪魔しちゃったかも知れないけど、どうしてもお礼が言いたくて。

友達は僕の宿の心配やオペラハウスでのミーティングのことを気に掛けてくれていた様子。




とにかくキミのお陰で本当によい旅になったことは間違いないよジョン!

ありがとうございました!! 感謝だよホント! そして、またいつか会おう!





そして・・・
今回、素晴らしい旅をさせてくれたこと、心から感謝します。
・・・緑、ありがとう。




4/26(日) South Kensington to Heathrow, 復路フライト

4/25(土) South Kensington, Covent Garden他

今日は何をする?何処へ行く?

今回の旅、実質動ける日は今日が最後だ。

ただひたすら、見たい(見れられる)舞台の観劇にかぎる。


でもその前に・・ここのホステルの向かいに建つNatural History Museumへ。

正面入り口は観光客の列がすごい。こりゃ入るの諦めようか…


・・仕方ない、取りあえず建物の外観だけでも見て回ろうか。
ということで正面をスルーして、そう・・・
前回来たときに薦められて鑑賞しに来たV&A=Victoria & Albert Museumの建物が隣接していることもあってHistory~が駄目ならもう一度V&A訪問も良いかなーなんて思いながらHistory Museumの角まできた。だって隣のV&A, 大きすぎて世界の各エリアブース(もちろんアジア、日本もあった)一つずつを丁寧に観られなかったからさ。

そう考えていたんだけど、ここの角からの通りの先を見ると・・

人がチラホラ博物館の中へ入っていく・・・。


おぉ!!こっちの通り沿いからも入れるのかも!・・ちょっと行ってみよう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後、観たいミュージカル目当てでCovent Garden周辺へ今日も・・


お目当ては ' Wicked '


前回の訪問時にも公演がおそらくスタートしたばかりだったと思う。
日本でも既に劇団四季が興行しているし、大分遅れた興味の持ち方だけど…いいんだ。


さあ何処でやってる?




・・・つづく




探し回ったんだよ、かなり。


・・というのは、該当する劇場になかなかたどり着けなかった・・ってことです。


街中にはチケット売り場が至るところにあってね。
・・だから劇場へ行くまでの間にチケットを手に入れようと思った訳だ。
しかし!思ったような条件では探せなかった。


途中、遅れてしまった昼食をとろうとパブへ立ち寄った。
今日は寄ろうと決めていたんだ。腹一杯まともな食事をしようと思っていたから。








最終的にはコベントガーデンRoyal Opera House でオペラIl Trovatoreを観劇。

・・・Wickedは





● 4/25(土) South Kensington, Covent Garden他

4/24(金) South Kensington, Coventgarden, Beckton,

相部屋のあと二人はまだ眠っている。本当はもう一人いたみたい…こっちが眠っている間にやってきて、朝早くに出て行った気配があった…利用の仕方は様々だな。

朝。 良い天気みたいだ・・・。 ここはSt. Paulにあるユースホステル。

身支度をして早くチェックアウトしなきゃ。

今日は一度サウスケンジントンの宿に戻って体制を整え直すんだ。
11時からコベントガーデン、ロイヤルオペラハウスで観劇だ。


・・・身支度の音で二人を起こしちゃったかな?
そんな二人に小声で挨拶をして部屋を出た。そういえば・・アレックスの腕から肩に巻いた包帯が痛々しかったのを覚えているな・・

地下のロッカーからも荷物を取り出して、さあ早く戻ろう。



外の空気はとても気持ちがよかった。

大通りに出てバスを待とう。
出勤の時間だね、それぞれが遠くから来るバスの番号を見ながら待っている。そう、ダブルデッカーは乗り間違えると全く違う方向へ走っていくからね。
一つ先の信号でほら、もう既に二つの行き先に分かれてる。気をつけねば。
でもこれが朝のロンドンの地上での光景なんだね。地下鉄の方は東京の朝みたいだけど。

・・いくつかバスをやり過ごしたけどめぼしいのが来ないから、次のはもしかしたらセントポール駅を通過するかもしれない!なんて思って飛び乗って運転手に訊いた。

"駅ならその先を歩いて5分だよ"だって…。 近いじゃん!…いやそんなに遠くないことは推測できたんだけど・・・それより歩こ・・今日もよく歩くことになるのかなぁ、なんて思う。


チューブに乗って、さあ戻ってきたよSouth Kensington。

駅を出てすぐ傍にある"テスコ"に立ち寄る。
朝食の調達だ。それに水もまた買い足そう。


ホステルに着き、まず朝食だ。

ここは学校などの団体がよく使うようだから朝は子供だらけ。食堂なんか人がいっぱい!

こちらは買ってきたものを適当な場所で広げて朝食の時間。

…それにしても人が多いな。食堂を出たり入ったり。引率の人たちも大きな声で皆に説明や指導。

あーおなかいっぱい。・・味はともかく(笑)とりあえず体力。また沢山歩きそうだし。


地下の荷物置き場も数人の学生が使っていたね。



今日はもう一度コベントガーデンへ。
昨日招待を受けた Royal Opera House で近日より行われるオペラのドレスリハーサルに足を運んだ。

演目は " Lohengrin " (ローエングリン)、ワーグナーのオペラ。
・・・話の内容は全く知らないまま。恥ずかしながら…。もちろんアリアも知りません。

だけどすごく楽しみ!

始まる前に1本電話を…。相手先はここのペイントスタジオ。
これも昨日連絡先を教えてもらったから。この旅の時点ではBecktonという場所に仮スタジオがあった。
前回の研修時はスタジオがまだStratfordにあったんだけど、オリンピックに向けてその土地の開発が進んできたため仮移転中だ。

今日のお昼過ぎにお邪魔することになった。
ただ、今は見せられるような制作をしていないということだった。
でもみんなに会いたいから。

・・・
つづく

4/22(水)晴 "to South Kensington, London” - イングランド・舞台美術 探訪

今日はここ、とても美しい町Goring & Streatlyを本当に名残惜しいけど去らなければならない。

いつの日かまた来たいな・・・。



check out前、訳あって友達のJにここまで来てもらった。
何故かはまた後ほど…。




— チェックアウト


今日もNational Rail に乗るんだけど今度は上り方面。Londonへ戻ります。
この旅の初日に泊まったhostelにまた1晩泊まる事になっている。
London中心部近くのSouth Kensingtonへ・・。




今日はやらなきゃいけないことがある…。



明日以降の宿を探さなきゃならないっ!


チェックイン後にStreatlyで使ったYHAユースホステルグループの中で、ロンドン内のいくつかの宿へ電話した。英語での電話は辛い・・・。
頑張った甲斐あり、明日(23日)の宿は決まった。
それと、24日もラッキーなことにここMeiningerが空いていた。


残る問題は最終夜の25日だ・・・さて…どうしたものか…。

いくつかの候補はあるが・・・ここは落ち着いて様子を見よう。



今日の宿、相部屋で一緒になったのは —

“サム” というイングランド北部から来た体育会系な青年だ。



今晩は宿周辺を散策することにした。なかなか暗くならないからさ。

まず目指したのは “Royal Albert Hall” だ。
続いてはハイドパーク(前回も来たな)沿いを歩き、バッキンガム宮殿外周を通って・・


宿へ戻るとサムは明日の朝早いからということでもう寝るらしい。



僕も明日は重要なミーティングがコベントガーデンであるんだ。


それにそのあとはあるファッションショーを見に行くことにもなっている!


きっと忙しいぞー。だから同じく早く休むことにした。



…明日はどんな1日になるかのか・・・緊張? 楽しみ?





4/22(水)晴 "to South Kensington, London” - イングランド・舞台美術 探訪

4/20(月) “ to Oxford ” - イングランド・舞台美術 探訪

前回の書き込み通り、ヘッドラインのみでこの日をお伝えします。
2009/12/11 - 更新中(以下緑色部分

昨晩はベッドではカメラがどうにか機嫌よくなってくれないかなぁと格闘したものの、
結局無駄に終わり就寝。


今日はGoring&StreatlyからOxfordへ行くことにした。
National Railで移動。ここから確か5つ目の駅がそう。


ここの相部屋の人も起きている。

御年輩の方だ。
挨拶をしてみると…どうやらこの一時期だけOxford大学で生徒を面倒を見に来ているらしい。


とてもよくおしゃべりになる方で(笑)この方の自己紹介が断片的にしか聞き取れない・・。
以前の仕事は、建物内の電気回路図を作成していたとか・・いないとか・・・
でも挨拶したこっちのことを煙たく思っている訳ではない証拠だ。この数日間同じ部屋にいるわけでだし、すこし安心した。・・弾丸トークだけどね。


Oxfordは友達Jの勧めでもあり、ここから近場だし、ポピュラーだし(苦笑)、
トライする価値あり!と判断した。



さあナショナルレイルに乗ろう!
天気も良いぞ!


ローカルラインに乗って、のどかにオックスフォードへ。

— いいねぇ。ほんとに絵に描いたように丘と牧草地帯ばかり。
何処までも続く緑色の中には馬も走れば牛、羊も点々と・・


・・到着。
Oxfordではまずどこへ行ったかって?・・・家電屋さんとカメラ屋。かなり焦っていた自分。
何で焦っていたかは前日の記録を見て頂ければおわかりだとは思うけど。カメラのファイルが心配…。

まずは近場の家電店。
店内を見ていてもしょうがないから店員さんに訊いてみた。

お客さん用にメモリーカード内をチェックするようなPCは設置していないとのこと。
んー、困ったように訊けばなんとか裏手でチェックしてもらえるかとも思って当てにしたんだけど駄目か…と思いきや、バトンタッチした店員さんがカメラ屋さんの話を始めたからそれが何処にあるのかだけでも訊くことが出来た。

店を飛び出して、急ぐはそのカメラ屋。

Jessops だったかな。有名なカメラ屋みたいだ。

店内ではプリントオーダーの端末があったから、早速店員にトラブルを打ち明けて、メモリーカードを差し込んでもらった。
これで画像を確認してCDに焼いてもらってしまえばこっちの物だ!と思ってDATA CD作成をお願いしてみた・・・が、カード内のすべてを読み込むことはなく、結構昔にとったものしか出てこない・・・。


あぁどうしよ・・・ ジョーン!!ヘルプ!!!

作戦失敗・・これで今日は撮影も出来ない…がっくり来た。

でもどうにもならないんだから…考えても仕方ないので本能の赴くままに歩き回ってこの目に焼き付けよう!それが1番だなっ!ってことで・・今日もひたすら歩こう!



あ、思い出した。ここに来る前に劇場があったんだ。何をやっているのか覗くと…。
あった!English National Balletの公演 “Manon” だ。
イギリスに来てもちろんしたいことの一つ ‘観劇’ 。
是非見なければ!しかも最大の関心事であるバレエの舞台美術が見られるぞ。

…でもあれ?公演日程を見ると・・・


明日からじゃんっ!!

…悩め自分。




駅で手に入れたマップ片手に適当に歩くと、なにやら変わった石柱が並んでいる。
その向こうには立派な建物が!
中に入れるならここは行っておかなきゃ!今後の舞台美術制作のために来ているのだから。終始どん欲にね。

Bodleian Libraryという図書館だった。素晴らしい建築。
ちなみに、ハリーポッターの映画のロケ地のひとつか?関わりがあるようだ。
・・自分は全く気付かなかったが、ここはそう、あの有名なオックスフォード大学の一部なのだ。
どこにもはっきりとOxford Universityなどとは明記はされていなかったようだが、
こちらの大学は元来小さなcollegeが集まって一つの大きなUniv.を形成してきているらしく、個々のキャンパスは点在していることになる。

門から入るとその先には物販店がある。記念品など、お土産屋だな。

お店で、ここから先へ入って行っていいかを訊くと、見学のツアーに予約してあるのかと聞き返された。要するにここから先は要予約&支払いのようだ。
他の場所もなるべく回りたいから、入ってみたかったけど断念。
その代わり、さっき入った門付近がとても印象的だったからちょっとスケッチをしてみた。
黄色みの強い褐色の石で組み上げられた建築が作るその空気がとても頭に残っている。

それから最初に目に入った石柱。それには柱頭に人物が彫られている・・
・・でもなんだか厳格な感じがないというか、よく西洋の彫刻物で見るようなモノとは違う。

どの石像もおもしろい…かわいらしい…とでも言おうか。ちょっと微笑ましい姿だ。

それに聖堂の屋根などに付いているガードマンの"ガーゴイル"もみんな面白いモノばかり!
建築は本当に見事。だけどここが図書館だからなのか、永久的に残ることになるこういった遊び心が見る側に余裕を与えてくれていると思う。逆に興味が増すね。だって、簡単には作り換えることの出来ない石彫で わざわざユニークな形を残すんだから。

もっとここに居たいけど時間が・・残念だけど次へ足を進めよう。

せっかくだから路地というかハイストリートから一本はずれて歩こう。

思ったとおり、整いすぎていない町並みが見れた。個人的にはこちらの方が好きだ。
・・すると屋根並びのその上方に尖塔が見える。

もちろん足はそちらへ向いていた。

どんどん近く、その足元までやってきた。

Church of St Mary the Virgin 教会だ。・・しかもかなり大きい。

ジョンの案内で数カ所の大小の教会を見せてもらったけど、ここも大きい。


中でちょっとスケッチしてみました(いいのか?)。

・・パイプオルガンが面白いところに配置されている。
祭壇と礼拝者のベンチとの間、通路の真ん中にレイアウトされていた。
二階の席から眺めているが、オルガンの音を聞いて!とばかりの存在感。
自分が腰掛けた席の後ろは壁・ステンドグラスが。
メインのステンド〜ではないがこんなに間近ではなかなか見られない。
サブの窓といえど結構丁寧に描いてあるんだな・・と何の不思議もないことでも驚いてしまう自分。

・・でもなんだろう、立派な教会なんだけど、霊験さをあまり感じなかった。
入り口ではお土産も販売してるし…そう観光の為のものっていう感じ。
友達の案内してくれたところはもっと・・空気が張り詰めていて…礼拝者の足あとを感じる。
さっきまでここに誰かが訪れていてそして祈っていったんだなとか、それが長い歴史の中で生活の一部として繰り返されて・・・なんて書いててよく分からなくなってきたけど、
とにかく様々に心が揺れ動かされる様だった。
神社仏閣を訪れた時のあの雰囲気と似ているところもあり、
また建物などの雰囲気から、日本のそれ以上に圧倒されるところもある。



































それから・・・この旅で最も重要なmeetingのための約束も確定した。電話での英語のやりとり…辛いです。
でも何よりほっとしたよ。




今日も何だかまたひたすら歩き回った1日。だけど収穫は余りあるものでした!



明日は…決めたぞ。またこの街経由で足を伸ばそう。
でもなー・・カメラが・・・心配。




4/20(月) “ to Oxford ” - イングランド・舞台美術 探訪







4/21(火) - "Oxford, Woodstock, Chipping Norton (The Cotswolds)" - イングランド・舞台美術 探訪

今日はもう一度Oxfordへ向かい、そこからコッツウォルズを目指す。

Oxford駅構内でコッツウォルズ地方への交通機関を探して右往左往。
バス利用者窓口で訊いてみたり、駅の窓口で訊いてみたり…。

色々悩み、選んだのが一番近場そうな町、コッツウォルズの端に当たるChipping Nortonへのバス移動だ。

そしてその途中にはWoodstockという町がある。そこへも寄ろう。
なぜなら、ブレナムパレスという宮殿があるからだ。宮殿といえばバレエ、オペラの舞台には欠かせない存在。いつもそのシーンをどう描こうか悩んでた。だって内部を見たこと無かったから。



そのあとでまたバスに乗りChipping Nortonへ向かった。


オックスフォードへ戻ったのがもう既に19:00頃。まだ外はすごく明るいんだけどね。


で、すっかり忘れていたのがバレエ “ マノン ” の鑑賞。

慌てて劇場へ入り、鑑賞したのでした。


ユースホステルへは23:00過ぎに帰った。
今日も刺激を受け続け、歩き続けた日だった。はっきり言えばそれらのよい刺激の多くを取りこぼしているというのが正直なところ…もう一人自分が欲しかったよ。


明日はロンドンへ戻ろう。



4/21(火) - "Oxford, Woodstock, Chipping Norton (The Cotswolds)" - イングランド・舞台美術 探訪





2009年7月2日木曜日

4/19(日) WoodcoteからユースホステルYHA on Thamesへ - イングランド・舞台美術 探訪

◆以下更新(latest-11/24)した部分はグリーンで表示しています。




最近イギリス記録がおろそかになっている…
フィールドバレエの制作のため清里への出張も近い…。

まずいな。


不覚ではあるけれど、イギリス記録に関してはその毎日の出来事の一部を少しずつ掻い摘んで書くことにする。後日深くまで思い出しながら編集しよう。


ではタイトル通りに進めます。





・・・この日はともだちJの家を離れ、最寄り駅は同じだがテムズ川対岸にあるユースホステルへ移動。

朝の時間、Jの仕事前にホステルへ送ってもらうのだが、少し早めに起きて軽く食事を頂く。
キッチンにはJの妹エマ(以下E)がいた。—はじめまして!
彼女は一人暮らしをしているそうだが、引っ越しがあって忙しいところらしい。
ママのPも仕事らしくスーツ姿であらわれた。
ここにいるメンバーだけだが記念に集合写真も一枚撮らせてもらった。
Eは身支度が済んでいなかったせいか少し乗り気でない感じだったけど協力してもらった。ありがとう。

さてと、大変お世話になったここをはなれなきゃ。ポーラ、ジョン、そして家族の皆さんありがとうございました。
ここは落ち着いててとても良いエリアだね。もうしばらく滞在したいくらい!



Jの車に乗り込んで次の宿へ移動だ。


するとなんとJが気を利かせてくれて宿までの違う道を走ってくれた!
ナイスドライブをいつもありがとう!!

Jお気に入りの絶景ポイントを案内してくれたり(牧場や大きなマンションが点在しているのが見える)、彼の以前いた家を教えてくれたり(またこれがまさにイギリスらしいお宅だった)、そしてその近所にはなんとあのバンド、The Whoのギタリスト、ピートタウンゼントの家がGoring側のテムズ川沿いにあるということも知ることが出来た。やっぱり良いとこに住んでいるのね。


そんなこんなで朝からGoringをまたもや楽しんでナショナルレイル線路沿いに出てきた。
ここは見慣れた風景だ。そのままテムズ川を渡るとStreatlyに入る。
すぐに今日からの宿、YHA on Thamesがあった。


Jにその宿まで送ってもらいチェックイン。


ここからはサバイバルな毎日が始まる。自炊もしなきゃね。


受付では多分アルバイトの女の子が対応してくれたが彼女は何だか声が小さくて自分にとっては英語が聞き取りにくい。朝食はどうするかとのことだったようだ。自炊をすると決めていたからね…もし試してみたくなったら頼むことにした。


今日からの部屋はどんな感じかなぁ。
建物に入ってみた感じではよく手入れされている感じだったけど。

予約したのは…予算都合でもちろん相部屋なんだけどね。

部屋は二段ベッドが3台。6人部屋だ。


僕は部屋のドアのすぐ傍、入って1番手前のベッド下段に陣取った。
なぜならこの場所はドアを開けてすぐなので入ってきた人からは死角になっていてこちらがみえないという位置。他のベッドに比べて逆に気が楽そうだから選んだ。まだ誰も来ていないから好きなベッドが選べた。

…さて、荷物を使いやすいように仕分けて…今日は何処へ行こうか。

別に無計画な訳じゃない。まずは今日からの自炊を考えて買い出しが必要だし、その足でこの美しい町Goringを散策するつもりでいたんだよ。


キッチンの様子を見ておいてから出掛けた。


今日はとても天気がよい!日本のように湿度は高くないから春霞は見えない。
その代わり遠くまで良く見通せるよね。ここは散歩しないでそれ以外どうするのよ?

すぐ傍のテムズ川を渡るたびに'ゆっくり見て回りたい'と思っていたからなぁ。
こちらの国の自然やそれらが作る景観そしてそのスケール感をを自分の肌で感じるために来たのだから(もちろんそれだけではないが)。バレエやオペラ、その他この先も自分が関わり続ける舞台の美術制作業に良い影響が出るはずだから。




まずはテムズ川まで出よう。


…と足を向けたは良いのだけれど、すぐに足が止まってしまう。


民家や教会と言った建物が気になってしょうがない。
まあそれでよいのだけれどね。この旅の大きな目的の一つでもあるから。
舞台美術の仕事上、和物、洋物、何でもこなさなければいけないが、やはり自分は洋物が専門だ。
大きな絵を描く場合、タッチや調子の雰囲気でごまかせない場合も出てくる。
そういったときには自分の中にどれだけ引き出し(建物ならその構造のちょっとした理解とか)というか実際にどれだけ'モノ'や'空気'に対して興味の目を向けてそして得た感覚を持っているか、ってところで描画の内容に差が出てくると思う。もちろん何でも事細かに描けばよいと言うことではないけど。…難しいこと書き始めちゃったな…。
ドロップ(背景幕)等制作中に疑問に思っていた事が色々あって足が止まる止まるっ。



ここでも相変わらず教会を訪ねたり、日本ではなかなか見ることの出来ない数々の石壁の佇まいやなどを見てここで目の当たりにするからこそ、の感覚を頂くことが出来た。それは何物にも代え難いものだよね。ここに自分が立ってそれらを感じられていることに本当に感謝します!


時間がかかりながらもやっとテムズ川までやってきた。本来ユースホステルから歩けば5分ほどでここまでこれるはずなんだけどね。これはさんぽどころではなくなってきたぞ。

橋から見下ろせば川沿いを歩道が伸びている。人も思ったよりもいるなぁ。もちろん歩いてみるよ。遊歩道はこちらGoringサイドではなくStreatlyサイド。朝いた側へまた戻らなきゃ。

遊覧船や、運搬用かな?大きいボートも川を往来している。


…橋を渡り、Streatly側からの一枚。
郵便局です。これはどちらかというと新しめの建物っぽかったな。
でも面白いファサードなので撮ってみた。


この道から橋の側道へ入り川沿いへ下りる。
その途中にも面白い民家があったな。川から一つ別の水路に引いている水を管理しているのか、民家の下を水が流れていた。見えないところに水車でもあるのかな?


遊歩道へ出た。

お、みんなアイスクリームを食べている!何処に売っているんだ?アイスクリーム好きとしてはここは一つ食べながら景色を楽しもうかな。
ちょうどさっき見た大きいボートが一番近くを通る場所で売っていた。
ベンチに腰掛けて見ていると、なぜここでアイスクリームを売っているのか分かった。
そのボートここで一度停まらないと先へ進めないのだ。
橋下のこの辺りは川底の勾配がかなりきつい。
だから遊覧船は違う流れの平坦な所しか通らない。
だけどここのボートは先へ進まなければいけないからどうにかしてこの勾配を抜けなければならないんだ。
そこでここに用意されている設備がある。
船一隻分の狭い水路だが、川岸とちょっとした中洲のような部分との間に一度水を塞き止められる様になっていた。
ボートが上流から来れば、前もって水を塞き止めて大きな水溜めを作っておく。
そしてその水溜にボートが一時停泊し、次に関から水を抜いてゆく。
これで水位はこの先の下流のレベルに徐々に下がっていってその後に船は下流へと動き始めらる訳だ。下流からやってきた船はその逆のプロセスをとった後、上流へ上ってゆける。

これは見ていて面白い!

…なるほど。ここに店が出てる訳だ。
ちょっとした観光スポットだよ。
とても絵になる光景だったし。アイスも美味しかったしね。


その後は来た道を戻り、目抜き通りには出ずにすぐに路地へ入った。

その方が面白いよね・・と思ってみるとまたもやチャペルが出現!
この町(今居るのはGoringサイド)の教会だ。あいにく中へは入れなかったけどその庭の墓地や教会へ伸びているアプローチなどを見ることが出来た。


そこを出て更に閑静な方へ足を向ける。


・・リッチなエリアだ。立派な建物が続く。Jの話では、幾らか払えば建物の中を見せてもらえる所もあるとか…。


森のように木々が覆い被さった直線道のその先でマナーを抜ける細い道、フットパスが伸びている。


この先を更に進んでも何もなさそうだ。フットパスを通れって事だな。
対向からも人がやってくる。…道狭いし挨拶を交わしながらすれ違う。

フットパスの両脇はかなり広い土地が広がっていた。それぞれ領主がいるのだろう。遠くにマナーハウスも見える。


・・川面が見えた。テムズ川沿いに出ることが出来た。ここの川幅はそんなに無い。きっと右へまがれば元来た辺りに戻るだろう。歩き始めると…クルーザーが1隻やってきた。自分も乗りたいなぁ…こちらはそれを横目にひたすら歩く。そしてテムズ川沿いの写真も撮る。ここに来るまでにも結構写真は撮ったな。


やっぱり対向からは散歩してくる人が多いや。


そして対岸には同じく立派な家が点在している。住んでいる人たちはお茶の時間にはテムズ川を眺めながら談笑するのだろう。みんなどんな会話をするのだろうか?



思った通りさっきアイスクリームを食べた、橋が見えるところに戻ってきたぞ。


今日は日曜日…周りの人々はのんびり過ごしている。

一周り、結構歩いたな。ちょっと休もう。
何を撮ったかカメラチェックしよ。・・ん、再生しないぞ・・変だな?

もう一回。
電源も入れ直したけど再生画面は暗いし、おまけに”再生できません"なんて丁寧に表示まで・・・まずい・・

シャッターはきるにはきれる。でも撮影枚数の表示もおかしくなった。
・・どこまで撮れているんだろ?ファイルは無事か?


今は考えても仕方ないから…それなら食料調達でもするか。


小さな日用品店で買い出し。
水もたっぷり買い込んでね。


この後も違う区画をただひたすら歩いてこの街の空気を感じることにした。

近くの、専用コートって言うのかなぁ・・上下白のスポーツウエアで年配の方々が元気に'クリケット'の試合を行っていた。イギリスといえばこの競技!なんだろうけど僕にはルールもなにも分からない競技です。手で投げるゲートボールって例えたら怒られちゃうか。
試合方式によっては数日に渡り競い合うこともあるとかないとか…。
でもみなさん会話も弾んでいてとても生き生きしていたな。

元来た道から橋を渡ってユースホステルへ帰ろう!と思いきやもう一息 — 細い路地がオレを呼んでいる!— ということで最後にもう一本寄り道して帰ろう。
ここもどうやらフットパスだね。ここも立派なお屋敷の広い庭の外周だ。
垣根があるだけで特に厳重に内と外を隔てる物はないんだな。
最後に屋敷裏手の門があったけど、それにしても一体建物はどこにあるんだろ?


道はユースホステルの近くに出た。


今日の散策も疲れたな〜。

早速調理場で食事を作ろう。かなりおなか空いたぞ。
簡単にサンドイッチを作ってほおばりながらスパゲッティも用意。
オペラハウスのペイントスタッフには
“スパゲッティマン”
と呼ばれたくらいここイングランドではスパ麺にお世話になりました。
だって、1番リーズナブルだと思う。
そして何より“確実”だから。・・この国の食事情は有名なのであえて“確実”とだけ言っておきましょう。


おなかが膨れたところで、次は・・散歩でしょっ!

・・だってまだまだ明るいんだし。(でも実際はもう19:00位だったかなー)


一休みしたら出よう・・。


今度はこの建物の背側をめざそう!

緩やかな上り坂が続く。

・・そしてついには山の中へ!・・もう誰もいない。

後ろを振り返ると街も各家庭の部屋の灯りが目立ち始めた。


まだ視界は良いがさすがに暗くなって来たか。


・・でも登り始めちゃったし、
小高いところから雄大な、しかも夕暮れ時の景色を見たいから・・行っちゃえ!


自分・・イングランドの山中(低いけど)でこんな時間になにをやっているんだろう?

道も狭いけど心もかなり細ってきた。・・暗い。 ・・・怖い…。


・・・やっと視界が開けたぞ。急げ!

どんどん登ってー、見晴らしがよいと思しき場所に出た。

遠くまで見える・・といえば見える。あの、丘の連なる眺めは分かった・・でももう暗いから無彩色な感じ…残念。今日は欲張りすぎたな。



・・で我に返ると…どんどん視界が悪くなって…。当然自分一人がぽつんと山の中に。


怖い・・んだけどなんだか自分の実家近くの山にいるような錯覚があって…。


再度我に返る、とやっぱり怖い!


この後は一目散に民家がある通りまで駆け下りたのは言うまでもありません。





宿では − シャワーも浴びて荷物整理して就寝だな、今日は。

もう一つベッドが使われていた。相部屋の人が到着していた。
とはいえ六人部屋なのにこの部屋にはまだ自分一人だけ。




今日は・・・

ひたすら歩いて・・写真も撮って・・カメラは調子悪くなり・・・途中から撮影できなかった!悔しいよ。
・・でもこの先実際にどうしよう…。

とにかく歩き回った1日でした。



4/19(日) WoodcoteからユースホステルYHA on Thamesへ