2015年10月24日土曜日

レンタル幕 ドン・キホーテ



プラド美術館展を観てきました。

というわけでは全くないけれど、今回(も)、スペイン寄りです。

以前の続きをまとめ切っていな・・・f^_^;)


※ 実のところ現在 Web siteも都合により消失してしまっており、大変ご不便おかけしております。本当に申し訳ございません。追って再編集をして公開をさせていただきます。
その間、こちらのブログのみですがお伝えできる近況は書き込んでいきたいと思います。



それでは改めまして。

貸し出し用ドン・キホーテの背景幕。


バルセロナの港広場シーン
と、
酒場シーン

を製作しました。第一回目の活躍の場は8月末の岩手盛岡で。
製作にあたっては、バレエの先生とも密な打合せを行い。。。








初期の広場案







最終案はこんな感じに



ここまでが長かった。自分の頭はあっちへ行ったりこっちへ行ったり。
あ、それはいつもの事でした。

毎度ですが解決するとやっぱり嬉しいです。

海と特に空が広がるような構図になりました。
雲が多めですが、そこは作り上の問題からくる都合もありまして)


奥から−

・バック×1
・ネットアップリケ袖×1
・家袖上手・下手1組

となっています






ネットに貼られる前の第2上手袖










拘りたい下手側の陰の部分





バックドロップの空と遠景の帆船、物見の砦








こちらは酒場の全体イメージ

ちなみに余談ですが、普段使っている型紙素材に描いてみました。
使い勝手が良くてびっくり。









その後pc上で調整





この絵を基に幕の作りを奥から
カガミ(底)幕、バックドロップ、柱アーチに分けました。
3点でこの酒場景を成します。




バックドロップ





センターの開口部はこんな感じに。 窓は3カ所。幕裏から明かりを当てられます。
ガラスに相当する部分は光って見えますね。
ちょうど黒幕で隠れてしまっていますが、吊りシャンデリアの炎部分も同様です。 
その奥にはカガミ幕が。浮いた状態ですが。この酒場の外を描きました。







柱アーチの一部 紅いドレープ





全てを飾り、明かりも入ると −



バックドロップは幕裏からも明かりを入れていただきました。・・・分かりますでしょうか?空下部にたなびく雲がシルエットになっている事もヒントです。
この後、夕暮れまでを明かりで演出していただきました。夕焼けの太陽も出ました!
このあたりはやはりLIVEの空気でお楽しみいただきたいところですね。








樽やテーブル等と組み合わさり臨場感が増します。
その上、スモーク演出が賑わう酒場を表現していましたね!






ということで、駆け足ですが新作レンタル幕装置のご紹介でした。

バレエ ドン・キホーテ 仕様で製作しましたが、
また違ったジャンル、演目でもお使い頂けるかも?



ご予約、詳細お問い合わせは、

まで。

ご連絡お待ちしております。






番外編


盛岡の現場では急遽製作願いが!
プロローグ ドン・キホーテが読んでいる本ですね。

父母会の方々とともに各セクションのスペシャリストの力が結集。

本番に間に合いました。


















ページ数枚が繰れるのですが、
現場にある、限りある素材で作ったため、
摩擦の大きい動きになってしまったのが残念。





港のどこかにはカラスが1羽。


ん?これはこれで面白い?




スペインだ、帝劇だ、行かなきゃ。あー、火曜日までだけど。。。











● レンタル幕 ドン・キホーテ











2015年8月28日金曜日

盛り上がり



日中、アトリエの気温の上がり方もやっと落ち着いたかな?油断はしませんが ヽ(´o`;

先月のこの時期からしばらくは山梨の高原に居て、時にはアトリエに戻ったりしてました。
体調管理は。。。まぁ大丈夫。。?



アトリエは、ハイパースペースでしたが。。意味がわからないけど、そんな表現をしたくなる感じで。いつもと違うお客様もいらしたし。



その前後の期間、色々と作ったり描かせていただいたりしていました。

小道具花輪 リノリウムに文字 石の橋 幕もパネルも。。あ、床に石畳の絵、のお手伝いがあったような。。。貝の城 衣装関係 紗カーテン ・・・


そして合間を縫って作ったドン・キホーテの幕を確認に今は盛岡です。どんな舞台になるでしょう。

バレエスタジオさん10周年記念公演、本当におめでとうございます。
様々に乗り越えられての記念公演。本番を楽しみに、そして幕飾りでは、緊張、を、非常に!しています。



上着を羽織って過ごさないとー。



⚫︎ 盛り上がり

2015年6月19日金曜日

Spain or Pain?





おはようございます。


とはいえ、


画像は夜のシーンのデザインから。

レンタル幕のデザイン中で、その後、順次製作します。

。。。8月末までに^^;








ちなみに、酒場のシーンです。飾るまではわからないですが、完成が楽しみな構図になっていると思っています! この幕の製作では個人的研究部分はそこ。オーソドックス、シンプル、かつユニークな見せ方、で。






最近、事情により歯医者に通ってばかりいます。
頰の腫れの満ち引き?とともに一つ大きな舞台も終わり、色々な意味で忘れられない日々となりました。^^





● Spain or Pain?





      












   

2015年5月5日火曜日

並べるということ








貸し出し幕について少し。



ART DOMINO 貸出幕としては、この一対の柱幕から始まったのでした。


これだけですから、作っている本人も、果たして背景として使い道はあるのか?
と疑問も持ちつつ作画・加工を進めた記憶が。^ ^ ;

そうですね。。。でも、舞台上で強い存在感だけは出せる、と信じて製作しました。
舞台上にこれだけです、という突っ込みが入れられる存在感も含めてですが…






当初からもっと柱の本数が増えればより建物内部感が増すだろうとは考えていましたが、
この2本の柱にあれこれと色々な絵的要素を詰め込んでしまったので、
この柱がたとえ袖付近に飾られるとしても何本も並ぶということは・・・

くどい

・・と想像に至るのは容易。




で、その想像のままでしたが、ここで実際に目で確かめてみましょうね。



























↑こんな結果になりそうですね。


全くダメなわけではないと思うのですが、演目や衣装を選ぶことになるか、と。

照明も、当てどころ次第でしょうか。全てを見せなければ良いのかもしれません。
が、そのようなシーンがいくつ存在するのか…。




ということなので、個人的には別デザインでこれを行うのが良いだろうと思うわけです。




簡素なスケッチでの検証をするつもりだったのですが、結果、整えてしまった。^^

G.W.ですし。^^;




↑ こんな感じの柱で。 
        …オジサンは?


↓ 改めて比較。配置が違うけどサイズ感は近いです。




             …オジサンの上着色。古い3D画?









・・・そして、どん、どん、っと。デジタルの力を今。

                       オジサン…じゃなくダンサーもここぞと




柱一本のデザインはこれくらいが良いですね。うるさくはならないでしょう。








そして、当方の所有物も並べてみる。
                     G.W. ... ガーデニング W. 始まる。



柱と手すりの建築様式が違いますが、大目にみてください。







柱も配置換え。










背景もつけて。






いかがでしょうか?

どうやら製作に踏み切ってもよさそうですよ。
作るということは現実的な問題もあるけど、ここは攻めていく姿勢で!








・・・あぁそうは言ったものの、他にも作る予定の大物が控えているなぁ。
                                    ...弱腰









下書きのまま時は流れ、やっと投稿できました。
今後は、上述のその、

オオモノ

についても触れたいなと思います。
いや、触れます。言い切った。









● 並べるということ



  



   


  


2015年2月26日木曜日

六分の一




もやもやし続けていますが、じりじりと歩を進めているのも確かです。

bpm高めの日々? あっという間に2月末。


唐突に始まりました。^^


ここのところ、お請けさせていただいた幕製作のデザイン部分に取り組んでいます。
その幕生地も成田空港から本日届きました。
…ついでに頼んだテント地?の収納袋も良い感じのものでした!
期待以上の質だったので、良い買い物をしたな、と、早く活用したいな、と。そこはまた追い追い。。。

次の話。


ご縁がありましてバレエ衣装イメージ作りも行っています。

クラシックなプロダクションなのでそこはその様に決めていかないといけないです
ね。





ですが、ご依頼いただくということは何かを期待されているわけですし、そもそも自分の体と脳がそうはさせてくれないし…葛藤です。

過去に存在するもののイメージの合間を縫って(かなりの狭さ)、配色も被らないように揃え
ていきます、、、が、お約束を望まれる部分もあるわけです。その良さもすごくよくわかります。自分も古典バレエ自体の良さがもっと広まってほしいと願って装置製作を行っているつもりですし。


ロックミュージックでいうなら、このセクションはどっしり8ビートでしょ!っていう感じか?笑…これ自分に一番しっくりくる感覚です。 この力は絶大で変えようがありません。

問題なのは自分の体質とでも言うのでしょうか?お決まりを提示できないという…。
ボツになりそうでも構わず攻めてみることも多くなります。


そんな感じで頭の中にコンサバ君と自由への疾走君が順番に悩ませにやってきます。



いずれにしてもスケッチしていることが面白いです。描いているうちに好きな形が見えたりしますし。なんだかんだ言ってもいつもの通り描く作業が好きなんですね。


ちなみに上の絵は狙いが定まったので気に入っています。
ポーズは描いている瞬間判断での趣味ですのであまり意味はありません。
けどそのポーズを見ただけでも小さな物語を想像してもらえるようになると作品作りも盛り上がるんだろうなぁ。そんなことも盛り込めるようになれたらなぁと感じます。

そしてちなみに、不採用デザインでした。m _ _ m








● 六分の一











2015年1月12日月曜日

ハレルサ!



まずは、
年始のご挨拶から。

2014年中の皆様の変らぬご愛顧に感謝です。そして新たな挑戦やつながりも自身を育ててくれました。
3歩進んでは2歩下がる、そんな歩みでも、やれること、やるべきことをご依頼いただけるから成長できますね。
毎回自問自答、手伝ってくれるスタッフにも相談して補ってもらうことも必要。
反省の連続ですし、気づきを反映するまでに時間はかかりますが、うまく生かしたい思いは常にあります。お陰で推進力は保持できますね。^^;
2015年の本年も良い仕事を積み重ねていけるよう努めていきたいと思います。

スタジオに向けて ー これからも細かいこと言いながら作業すると思いますがどうぞ宜しくお願い致します!







さて、仕事始めはというと、元日から頭の中はぐるぐると、いえ、昨年から止まらずにぐるぐると回っています。

ながら作業はできない人間です。

周りから見れば動きにムラがある・ボーとしている・ように見えているでしょう。。。きっと。
自分でわかっているので、カタチを求めてちょこちょこスケッチしてみたり。人体も含め。
描いてみるとその時間が一番落ち着くのもわかります。下手で落ち込みますが。

何を言っているのかわかりません、ね、とにかくそんなスタートです。

視界が晴れる日が来る、だから今は燻っておかないと。


それに、自分へ向けて。^_^   自らが招く余計なモヤがかからないようにやっていこうと思う。感度良好で!





● ハレルサ!