2010年4月18日日曜日

ロゴデザイン 第3回戦!

 
前回の背景幕もそうなんだけど、舞台美術絵幕の制作もお伝えしたいものはある。
だけどそういっている間に次の制作に突入したりでここにゆっくりと書くタイミングがない今日この頃。 

ですが今日は前にも書いている“ロゴ作成”の続きを。
こちらの話も完結してないから。


では。

前回までは、自分でも強いイメージを持って取り組み始めたデザインだったんだけど、
具体的な形にするとかっこよくないなぁなんてことで、も一度冷静に練り直すことにして終わっていたと思う。

練り直すといってもゼロからではない。最初のイメージは気に入っているから。


さてと、


では土台の三角形に戻って・・



これはこれでデザインっぽい?

・・いやいや、自分としてはこれではこだわりが足りません。ごちゃごちゃさせる気はないけどね。

やっぱりこの形が柔らかいもの・生地だって事がなるべく説明付けやすいように・・・


いろいろやってみたけどその中でお見せできるようなものから。


まずは…

見ての通りだけど、
幕生地だというやわらかい感じを一部に作ってみた。
なんか和風だ。和柄の霞みたい。


で、全体的には形が硬いので
下部フォントに筆で書いたMをミックスして。


・・なぜ "M" か?

単純に自分の名前の頭文字だから。^^
…え〜、そこは今はつっこまないで!まだ好きに作らせて!



そうそう、出来ればマークのどこかにそんな筆・刷毛跡を入れたいなーと思っていて。



代わりに筆文字は取り止め。


どうだ?

理想は全部込めたぞ。



NGです・・残念ながら。

刷毛跡を入れたのも、単純に絵描きらしくていいかなーって思ったけど・・
刷毛跡の形もあるし、その使い方・配置の仕方だってあるから
一概にこれが駄目ってことではないし、出来れば使いたい気持ちは強い。


だけど、

基本的なシェイプとして
刷毛跡は強調しないようにしよう。



てことで、これを境にまた数日悩みに悩んだ。



・・もう一度紙の上でペンを走らせた結果、







やっと出ました、納得のいく形が!


結局、生地を表すつもりの底辺のラインは
シンメトリックな波形に決定した。

下部両端の尖ったような形が重要!
幕の厚みを感じてもらえるといいなー。
舞台の幕は大きいけど、
やっぱりそこは幕、厚みはありませんから。


見てしまえば単純な形だけどそこがいいね!

揺るぎのない形(外形)が出てきてくれて一安心。

…なはずなんだけど、
揺るぎが無さ過ぎて >_< , この先これの使い方に頭を悩ませるのでした。



産みの苦しみ。

でもここまで来てるから乗り越えたらきっと良い結果が待っているはず。

・・・つづく






● ロゴデザイン 第3回戦!


 
 
 

2010年4月10日土曜日

コンサート舞台背景飾り

 
最近は、いつ日付が変わっているのか分からないような生活?が少し続いていて、
ついにはある予約日まで勘違いしてしまうほどで自分でもびっくり。

あーまずいなオレ・・と思いつつも、

そんな時もあるさ、きっと何かの節目なんだ…新たなつながりもこれがあってこそ。
今年の記憶の一つとして刻んでおけっ!


ってことで気を取り直して・・


久々に舞台美術制作ネタで行きましょ。




これはなに?

絵的に面白かったので撮ってみました。

描き込んだモノではなくて、この先、今下に見えている絵幕に必要な素材なんです。

たくさん並べました。もしかすると子供が喜ぶような作業。

もちろんもっと沢山あります。

でも絵幕に対してはちと少ない気もします。

・・さあ何の事だ?


それよりも背景幕本体の加工が先行するのでその話をします。


アトリエで下塗り、調子づけはもちろんの事なんですが、
この幕は大部分が切り抜かれることになっているのでその準備に追われました。

切り抜かれてどうなるのか?

今度は新たに別のネットに貼り付けられるはず。

その貼り付け作業はこの制作に関しては自分は行いません。


・・と、それをいいことに(と言っては怒られてしまいますが)、

図面で判断できる部分よりも多くの切り抜き指定を付けました。

もちろんこの判断はこちらに任されているから出来ることですよ。


絶対にこの方が見栄えがよいのです!だから多めに切り抜き!
業者さんよろしくお願いしますー!


写真がなくて全く分からないと思いますが、またこの背景幕の行方を追って紹介します。


来週、加工されたこの幕が戻ってくると、最初に見てもらった布素材の出番だ。

レイアウトが難しいと踏んでいる・・・どうなるかなー?



● コンサート舞台背景飾り
 
 
 



2010年4月3日土曜日

今月の一枚 / 舞台美術・絵幕装置:ウェブページ更新のお知らせ

 
今月は、春を意識してのこの一枚。


これはミュージカルか、それとも演劇?あるいは…オペラだったのかな?

やはりこれも背景画でありそして装置です。

単なる“絵”ではないね。


更新済みページリンク先です。
" 今月の一枚 " http://sites.google.com/site/artdominoworks


ホームページはこちら

○ Web site
アールドミノ "Paintingsページ"




都合で二枚の画像を貼り合わせてるんだけど、
その絵幕上部には白色のままの部分が見える。

この絵はこの段階では仕上がりではない。

お仕事としてはここで終了〜、となったけど、
もう一工程を経て完成となる。


・・・素材は何になったんだろう?

…聞いてはいないけど、白い部分は切り抜かれて代わりの素材が貼られたはず。

舞台上では照明効果と絡んで、
一枚の絵幕が立体的な存在感を持つんです。

舞台の狭さに対しての昔からの手方なんですが、
今でもなお舞台演出にはとても有効的な装置の作り方だと思います。
尚かつ搬出入も素早いですよ!!



● 今月の一枚 / 舞台美術・絵幕装置:ウェブページ更新のお知らせ
 
 
 

2010年4月1日木曜日

ロゴマーク 第2回戦

 

 
ロゴマーク作成の続き。

それと最初に、前回時に載せた画像の1枚に不具合があったので修正しました。
見られなかった方、失礼しました。(> <); では、…続けます。 舞台幕であることが分かりやすいように三角形の底辺を波形で崩してみたけれど、 どうもわざとらしいなぁ・・と。

ちなみに、巧くいかないだろうとは思いつつも、(笑) 形の安定を狙って背面にもう一つ三角形を置いてみた。 劇場、舞台らしく黒色を使って…



・・・・・



で、やっぱり黒を外してもう一度形を取り直してみたり・・・
文字も配置した都合で左右反転ー。



・・・・・



えー・・試してみることが大事!




ってことで次に行きましょう。(笑)



いつもは上のようなコンピューター作業の前には必ず鉛筆持って、

紙の上で思案してから画面に向かう。



ここで頭を整理しよう。


不器用なんで、思いつくことは何でもガチャガチャやってからまた練り直すんだ。


とはいえ、

最初のひらめきはすごく!大切。


ひらめきとはいっても、最初からやって来てはくれない。

あーでもないこーでもないなぁと一所懸命考える時間があったり、

別の作業に気を取られて頭の端ーっこの方に行っているときもあったり…


でも自分にとってのひらめきって、

大抵はその“別の”ところにいる時にふとやってくることが多い。


何物かと突然つながります。アンテナはいつ同期するか予想がつきませんね。

だから当然捉えたら大事にする!



ここは一度退いてみようか。






● ロゴマーク 第2回戦