2011年10月17日月曜日

酷使と保養

 
 
この一週間、車移動が激しかったな…それにずーっと描いていたな(そういう仕事なんだけどね)と。

コンサートものペイントとバレエの緞帳用ドロップ、終了しました。

出張が続いた中盤から週末にかけては、確かに毎日帰宅は出来たもののその感覚はない。
早朝と帰りの高速道路のイメージは残っているけれども・・・。

優れた仲間、スタッフがいてこそ、どれもクリアしていけます!
この週末で皆さんの体力が戻ってますように。


製作が立て込んでいて無理だなぁと思っていたバレエ シャンブルウエストの新国立劇場での公演“LUNA”も観に行くことが出来た。身体はきつかったけどどうしても見ておきたかったので。

創作バレエだから演出からダンス、音楽等まで気になることは多いけど、
それにも増して噂に聞いていた舞台セットを見たくて。


・・・素晴らしかった。

あれがこうなってこれがこうなって…と仕事柄裏方のことも気になってしまう‘気になる’セットも、大がかりなだけではなくて、どの装置も演出・状況説明の上で大きな意味をもっていて無駄がない。それにスケール感がすごい。新国立劇場の中劇場なんだけれど、それを忘れてしまう程。

で、やっぱり舞踊が楽しませてくれました。自分、決して語れるような身分ではないのだけれど一言。
バラエティに富んでいるし、舞台演出要素と相まって緩急のある舞踊だったように思います。
それに対比がおもしろいのは竹取のおじいさんおばあさん役の八王子車人形の存在感や動き。 明らかに人形遣いさん方が黒子として見えているにもかかわらず人形の表情が勝るんだろうな、本当に生き生きとした動きで見入ってしまう。・・・全てはあの足の動きに支えられている?…今でもあの動きが目に浮かびます!

装置だけではない、きっと様々なコントラストがさらに大きなスケール感を作っているのでしょう。個人的にはそう感じました。



・・・それで、だ。

自分の方を向いてみる。

明日からは12月の白鳥…を目指しバレエ舞台背景美術製作再開!

自分の美術スタイルは上記と比べると随分と古典よりだけれど、そこが我が道。
観劇で良い刺激を存分に受けたところでお陰で更にシフトアップ。やってやるぞー。
といいつつも普段通り集中して製作に臨みます。それも我がスタイル。





● 酷使と保養



2011年10月4日火曜日

メイキング!:バレエ舞台


 
12月のバレエ公演へ向けて製作を始めたモノ。













舞台袖からセンターへ突き出る袖幕。 石壁だね。











この袖幕、吊り方のバランスでいくつかシーンを変えられそう…。
・・・絵の部分はひとまず仕上がっているけれど、プラスの細工作業はこれから。

 勿論この幕だけでは一つの景を作れない。この先はこれとセットになるドロップ製作がある。


・・・有り難いことに何だか色々押し寄せてきた…どんどんクリアにして行かなきゃ。
別件のバレエ舞台幕(しかも緞帳代わりなのでより繊細に描かないと…)もあるし。

良い感じです。


わかっていながら映画を何本も借りてきてたり…するよね?…いつ見るんだオレ?





 ●  メイキング!:バレエ舞台