2009年9月28日月曜日

場面転換用幕制作





最近のお仕事の話。


別のプロダクションでバレエの舞台美術制作に関わっている。


転換用の幕への描画だ。

今回の制作において最も重要な描画部分には大きな型紙が必要だった。

ひとつの決まったパターンの"高さ"が9尺弱—270cm程、
そしてまた別のパターンも繋がるものだったからこの型作りに大変時間を使わなければならなかった。

でもその甲斐あってその後の作業はスムーズ(天気に悩まされた日もあったけど)。

公演で立派に活躍してくれよ!


場面転換用幕制作

2009年9月13日日曜日

painting : 劇場舞台用かぶり物



バレエの背景幕制作の大詰めで重なった別のペイント作業。


某有名食料品ブランド主催の舞台関係のお仕事。




かぶり物への油性塗料での作業でした。

届けられた実物は紙パック飲料を模した角張った形のもの。
サイドから腕が出せるようになっている。

非常にポピュラーな飲み物のパッケージほぼそのものを拡大模写。

バレエの幕と並行だったので分担作業。
僕はバレエの方が終了後に"文字描き"を担当した。




上の写真は顔の部分(手ぶれで見づらいけど…)。

腰が痛くなりながらも作業完了。
努力の甲斐あってか(笑)、無事に納めることが出来たようです。


このかぶり物クンが舞台で大いに活躍してくれることでしょう!


自分が中に入って写真撮ってもらえばよかったかも…残念!





painting : 劇場舞台用かぶり物

2009年9月9日水曜日

コッペリア アーチ背景絵幕 仕上がり?



これまで続いていたバレエ"コッペリア"
の背景幕−アーチ幕の制作。仕上げ?を行ってきた。

なぜ?が付いているかというと、一つ作業を残してきたから。

我々の作業内容には問題はない。

特に袖幕に布の付け足しがひつようとなったからだ。

こちらの仕上げ作業の内には付け足しは間に合わないらしく、その足した分への描き込みは後日ということになった。







絵に関しては落ち着いて仕上げを行いOKをもらったが、
実を言うと、最後まで明確なイメージをつかめないでいた。



何故かというと、この件に限った事ではないが、
近年見受ける多くの原画がコンピューターによってまとめられたものだからだ。


もちろんコンピューターで描いた物の方がよい場合も多々ある。手描きではかなわない面も持っているから。


だけど絵画的なアプローチの場合、コンピュータ処理のものだと作者の明確なイメージや細かいニュアンスが伝わってこない。その人の "色" が見えてこないと言ったところか。


上記したけど、決してすべてのコンピューターによるデザインがこれに当てはまる訳ではない。
もちろん明確なイメージを伝えてくれる方もいます。

…すこし難しいことを書いてるか?

いずれにせよ舞台に飾ったとき、お客さんが見てくれたときに"良い"と思ってくれるしあがりにしたいですね。


コッペリア アーチ背景絵幕 

2009年9月4日金曜日

バレエ 背景幕制作 — コッペリア

今日も涼しくて身体が楽だったな。


たくさんの窓を描き込んできたけれど、仕上げの段階になった。
明日は制作場所を移しての作業だ。


物量が多いので面倒を見なければならない所も当然多々ある。

だけど時間の許す限り的を絞ったよい仕上げをしたい。






バレエ 背景幕制作 — コッペリア