2010年1月31日日曜日

みみずくず 1stリハーサル

  
  
週末、ついにみみずくずの顔合わせ&リハ初日をむかえた!


まずはライブ告知から!!

3月2日(火) 下北沢 Daisy Bar

にて、みみずくずはイベントに参加出演。


です。


さて話は戻って、

その日のリハーサルスタジオは高円寺にある ' AFTER BEAT '。みみずくずの“巣”でもありまして、ここで音を合わせて産まれ羽ばたいていった独創的な名曲の数々がある。


まずは顔合わせ、スタジオに着いたときにはGt. の曽谷コウヘイ くんとDr. の前田テルユキ さん(なぜ'さん'かというと年の差が気になり・・)がすでに入ってまして、メンバーと合流した。

Vo. の林レイナは以前からつきあいがあって・・・で、今回のサポートの件も彼女からの電話だったんだけど、この時は仲人?のレイナ抜きでの初対面となった訳で・・・なんか・・緊張したな。いや、この感じは今の自分には新鮮だったな。

まだ音を出す前だけど、人と人がつながりを持つって面白い。
うまく言えないけど、いつもそう思う。
— ドミノはあれは倒れているんじゃなくて繋がっていくんだ。・・どうかなレイナ?


だからこの最初のぎこちなさって良い。人によってアプローチが色々だしね。


よろしくお願いしますっていう感じになったところですぐにレイナも到着。


みんな揃ったし、自分も楽器を久々にでっかいアンプに繋いで音出し確認。
んーこの音圧、久しぶりだねぇ。


おぉーやっぱ緊張するなー。既存のバンドの中での初音合わせ。

さあどの曲から行きましょか?



3時間のリハだったけど・・あっという間に終わってしまった。
いやー、ホント早かった。きっとものすごく集中してたんだな。そう、帰る頃にはその疲れが出てたもん。


前も書いたけど、今日はみみずくず“間” を体感。
回を追えばまた違った印象になってくるんだろうけどね。
それにしても、もっと音出していたかった。・・また次回ね。


リハ後はメンバーはライブに向けての宣伝準備(カメラマンのとらくんも初めまして)。
自分もちょっとだけお手伝いをしたりして。

でもって時間もだいぶ経ったので “おなかすいたー”の一言。
食事して色々話をしたり・・。

帰る頃には前田さんを“前ちゃん”だとか“テル”、果ては“テリー”なんて呼んで・・・よ、よろしくお願いします、リズム体・前ちゃん! それにコーヘイ(・・でいいのかな?…いいよね?)もレイナももちろんね!


次のリハに向けての曲も決まっているようだからまた新たな曲をさわっていこう!


今日はみみずくずのデビューシングルを紹介して終わろう。

2000年に発表のこの一曲、“ りんご泥棒 ” 。 以下PVもよろしくぅ!!






● みみずくず 1stリハーサル




2010年1月27日水曜日

バンドリハに向けて

  
こんばんは。

最近、この時間帯はみゅーじしゃんになっているアンドウです。


日中は、事務作業でこの時期に必要な税務処理にそなえて整理したり、眼鏡屋にいったりしてましたが、頭はバンドリハに向いてしまう。やっぱり絵を描いてる方がそれに没頭できるから、気持ちの切り替え、精神面で衛生的だな。


さて、今晩はリハでさわる曲中で、わりとブルージィな一曲をさぐっておこう。

・・っとその前に、コーヒー淹れたからまずはそれで充電、と。






● バンドリハに向けて

楽器の時間

  
  
現在寝る準備は済ませ、これを書いた後はベースを弾く時間です。



というのも、最近お伝えしたようにバンド " みみずくず " のライブが控えているから。

サポートベーシストを引き受けたので曲を覚えてるところです。

みみずくずはロックバンドです。そのはずです。それにポップの精神も忘れてはならない!
詳しくはやはりホームページを訪れてもらうのが一番だと思うので、以下にリンクを貼っておきましょう。


みみずくずとはこんなバンドですぞ。

   ↓

みみずくずHomePage





今週末には1回目のリハだ。

プレッシャ−もそうだけど、楽しみにしている所です。






● 楽器の時間

2010年1月26日火曜日

舞台幕制作:間に合った?

  

先日の舞台セットバックドロップとそれに付随する絵幕制作は・・・


・・手数の役割分担作業により、完成段階までなんとか事が運びました。


しかし! 個人的な反省点はある。どうしても制限時間に煽られている自分がいた。他の作業の段取り都合と時間を優先して、好ましくない結果がわかっている作業を試みてしまう。確かに次の作業は進められるが本来なら時間が無くとも焦る気持ちを押さえて、やるべき事をやっていかないと結局仕上がりに影響する。2度手間、3度手間と・・それも分かっているんだけどね。


反対に、


時間がかなり限られた制作時こそ自分にとってプラスになる何かを見つけることが出来る。
ただ・・・それが制作時間を短縮させるための技術を見いだすという点だけでは何か違う。もちろん仕事人としては必要な技術だけれど・・。
早ければよいのならいまどきの絵幕は、大きなプリンターで出力→縫製 — で完成してしまう時代だ。


あー完全に自分の中だけで完結している文章だ。きっと・・なんじゃこりゃ!だよね・・。


とはいえ、こういう反省を機に色々考えを巡らせられるというのは身が引き締まるよ。

ぼやくことが出来るのも良いことだ!・・なんてね。


勉強になりました。この制作仕事にも感謝です。





● 舞台幕制作:間に合った?

2010年1月24日日曜日

間に合え!:絵幕舞台セット

  
  
週が変わって、明日は塗りから仕上げまでの作業が待っている。

間に合わせなければ!


絵画的なデザインが基のものだと、1枚の絵の上に何人ものっかって仕上げるというのは多くの場合まとまりづらい。

それもそのはず。普通に絵を描く時、例えば油彩の作品を制作している時ってもちろん描いてる人が見て仕上げるよね? 4,5人が寄ってたかって仕上げるということはない。
結局、この大きな絵を描くという仕事でも同じで、1~2人の眼での仕上げ・確認が必要だ。


でもそれはあくまでも絵画的要素が強い場合で・・・いまはそんなことを言っていられない!



とにかく納める事が使命。・・・お仕事ならでは、だ。



・・・こういうときはやはり人手がものを言う!

幸い、原画デザインの内容が "作業の積み重ね" によって仕上がる質のものなので、残る作業は皆で手分けをして進めることで完成を迎えられるだろう。


25日夕方にはほっと一息ついているさ!






● 間に合え!:絵幕舞台セット





2010年1月22日金曜日

ラジオ派です。

   
   
仕事中は音楽を流すか、ラジオを聞くか、または無音で作業に没頭するか。

大きく分けるとそんな環境の中で制作します。

その中で自分はラジオが最も依存度が高いと思う。

作業しながら色々な情報が得られるんだから最高ですね。
それにラジオだと不思議と制作の妨げにはあまりならない。

しかし! 自分のスタジオの話をするなら、現在はステレオはあってもラジオの電波設備が整っていない。
簡単に整えられるはずなのだからやればいいのに手つかずのまま(笑)。FM放送を聞くときはアンテナ線と格闘してます。

AMもFMも聞きたい方なので電波環境改善は必須なのに・・。

こうやって書いたからには即実践しないとね。





— 最近は・・バレエの装置であるバックドロップを制作したり、個人的にもやはりバレエの美術セット用のちょっとした道具(クロスもの)を制作している。



そして今晩は、

“楽器” も弾きましょ。— 前回の日記参照

出来るときには触っとかなきゃ。

それにコード譜もまとめよ。これも書いたからには実践っ!







● ラジオ派です。

2010年1月20日水曜日

サポート出演! — みみずくず

   
   
舞台美術制作では、スタジオにてバレエのための"絵幕もの"装置を進めた。

それと昨日に引き続き、あるサンプルづくり。


— ですが今日は美術の話ではなく、音楽の話。


今のところ簡単に・・。


“ みみずくず ”


というバンドでサポートベーシストとしてあるライブに出演します!


曲も徐々に送られてきてるので、家ではそれらで “みみずくず感”、“みみずくず間”を探ってます。と同時にぼちぼちだけど個人的な演奏面のリハビリ中です!


月末には顔合わせと第一回目のリハーサルだ。


・・そんな感じな最近の自分です。

ますます体調は崩せないぞ! 気をつけろオレ!



詳細は追って、ライブまでの “ 俺的 ” 奮闘ぶり(ライブ久々だからね)も含めてちょこちょこお伝えします。どうぞおつきあいください!








● サポート出演! — みみずくず






2010年1月18日月曜日

作業あちこち・あれこれ

   
    
今日の午前中はスタジオでサンプル制作。


午後は先日の彫刻制作の後片付けのため、そちらのアトリエに移動。


制作期間中の大半は埃っぽかった。
絵描きの制作とは比べものにならないのは言うまでもない。絵を描いていたってスプレーガンを使えば絵の具や埃も飛ぶんだけどね。

それにしても当然だよね、石を削ったりしていたんだから。
グラインダーを使っていた場面もあった。
髪の毛が埃でばさばさになったっけ!


自分の専門はもちろんバレエや洋物類の舞台美術背景描き。
だからこそ、またこういう制作の機会も持ちたいと思った。
彫刻中、"眺めること"は別として、"彫ること"となるとカニを食べてる人みたいに集中できる。例えが安易だけど・・笑
でもそんな瞬間、瞬間が好きなんです。絵画制作もそれは一緒。
果ては、どんなお仕事でもそれらを続けられる理由って、
作業内容は違えどそれぞれの人にとってそれぞれの好きな瞬間があるからじゃないかな?
そんな瞬間がないと思えばやっぱりやめていくし。
あ、もちろんこれは様々な理由の内の一つに過ぎないだろうけど。

・・・って別に酔ってる訳ではないのになんでこういう事を書き始めたんだろ?

この制作では久しぶりにデッサンをしているような感じ、対象物とそれなりの時間数のにらめっこが出来たと思う。しかも絵とは違って立体の世界での表現を行った事が自分にとってプラスだった。だからまた是非。



さて今日の話に戻して、

片付けの最後には残っている石粉材を分けてもらった。
時間見て何か作ろうと思う。


銀行やら郵便局を回り、用を足しつつ帰宅・・・と。


そんな感じでした。



それとこの日記はしばらくペースダウンになりそうです。

夜な夜なやることが出来たので。笑

そのことは次の日記で・・。





● 作業あちこち・あれこれ

2010年1月17日日曜日

犬の石彫刻、跳んだ!

   
   
年末から制作していた犬の石彫が、
ご依頼主さま宅の壁に取り付けられた!!



先日、その作業を行ってきました。



数日前に壁には金具を取り付けて、後はそこに掛けるだけ!という状態で迎えた当日。


まずは作業していたアトリエからの運び出し。

これもすでに梱包を済ませておいたので車に積み込むだけ・・ではあったが、

何しろ2体の内、1体は長さが1960mm!! 厚みも1番高いところで160mm程かな。
そしてその巨体のほとんどは石な訳だからおそらく100kgオーバー。
それをまたコンパネと2×4材を組み合わせた重い移動台に乗せたものを運んだのだ。
車も左官屋さんからお借りしたらしく、そこにその一体は載せられて運ばれた。


道中もとても気を遣っての運転。道は起伏の少ない大通りだけを通っていった。

バンピーな路面では本体の破損を招く恐れがあるためだ。
過去にも業者さんの運搬でトラブルがあったそうだ。


すべてにおいて慎重に。


そう、所定の壁に掛かるまで気が抜けない。



男3人での車からの運び出しは・・・重かった。とにかく!


違う動作ごとに念入りな段取りをつけながら壁に掛ける!


' せーのっ! ' で持ち上げた!


うわっ!何処に持って行ったらいい?

・・この彫刻の裏面は見えないから、
段取りをしたのにフックの位置に正確に持って行くのは難しかった。
何故か?というのなら、すべてはその重量が問題で、
定位置を捜すことよりもこの本体を支えていることが大変。


いくつかのあたりを目安に、・・・何とか引っかかったーっ!!


この瞬間のために神経を使ってきたから、直後は脱力した。



改めて引いて眺める。 


・・・すごい迫力・・・


玄関を入ってすぐ目の前白い壁に掛かったこの犬は圧倒的な存在感だった。
大きさも、そして石彫にしては珍しい黒い身体も、力があった!



その後は落ち着いてもう一体を壁に。

こちらは一人で持ち上げられるサイズなので作業に問題はない。



片付けも済ませ、今日の所は納品完了!!




・・・無事に取り付けられました。何よりです!

写真は機会を見て掲載させて頂きます。



損壊も、そして何のけがもなく安全に作業が完了したことを嬉しく思います。

これに関してはホントにドキドキしたんだ! 特に壁に持ち上げたときに。



先日書いたように、これも一点ものの手作りだ。


この壁で飛び跳ねている二体は、
毎日玄関先で家の主さんやお客さん達をを迎える事になる。


日を追うごとにその場になじんで、
そしてどんどん愛着が沸いて来てもらえたら最高です!



● 犬の石彫刻、跳んだ!




2010年1月14日木曜日

画材選び − 舞台美術

  
   
今日は舞台美術セット用の刷毛・筆と絵の具類の調達に出掛けた。


本来なら発送してもらえれば済む問題なのだが・・・


ある特別な筆だけは自分の目で見て買わなければ! と思っている。


それに、刷毛も当たり外れがあるからなるべく目を通したいし。


舞台用の画材屋さんについてすぐに、
自分が必要な絵の具をまず揃えてもらった。


さて、筆を選ばせてもらおう。


しっかり選びたい筆は舞台描き割り用に作られている特別なもの。
この画筆は自分にとってとても大事な仕事道具の一つ。
少々値は張るけど、そこはもちろん使い勝手を優先!
とても心強い道具です。


柄は竹製で長く(40センチくらいか)、平筆で毛足はそこそこ長い割に、結構コシがある。
あらゆる生地表面の摩擦・抵抗や、
木材等の凹凸に対してこの筆は程よい描き心地になっている。



そして! 個人的に選別したいポイントはこの筆の柄の部分。


長さはどれも似ているが、柄の"幅"となると様々で

自分の好みとしては(というか自分の手になじむ幅)

あまり幅広ではない方が良い。




・・・店員さんにはその旨を伝えて確かめさせてもらった。



前述したようにこの柄は竹でできている。


他の筆・刷毛にも言えるけど、

この竹の柄は自然素材がゆえ
しなりかたもまちまちだし、問題の"幅"もどれも少しずつ違う。



そんなこんなでしっかり選ばせてもらいました。



お店の方には他にも普段気にしている材料のことで
専門的なことを伺うことも出来た。

舞台美術制作ではありとあらゆる素材が使われるため、
それに対応するための画材の開発には余念がありません。さすが!

・・・だから当然お店の人の話は長くなります。笑
でも、もっと伺いたいくらい!
親切丁寧に教えてもらえて勉強になりました。ありがとうございましたっ。






● 画材選び − 舞台美術




 

2010年1月12日火曜日

お寺の掛け時計

     
     
今日は事務仕事と、そして壁掛け時計の納品と据え付け。



年始の日記で書いたとおり、
修正箇所を含め、手を入れ直し仕上がったオリジナル掛け時計がある。




あるお寺へ納めました。








スタジオで仕上がってそれを眺めてみても、
"この時計のイメージがぴったりはまるのか、本当に・・?"

・・というデザインではあったと思う。

お寺本堂内のお部屋に合うように考えたものだからそれもそのはず。



上は、お寺の住職さんに取り付け位置の確認をして柱に掛けたところ。




正面はこんな感じ。




写真だとわかりにくいけど、
文字盤は別珍生地に金色の文字。




別珍だから、見る角度・方向によって色が違って見えます。
それを狙って文字位置は決めてある。

金文字の使用は、
お寺の仏具のイメージから ・・ それと何より、
本堂内は日中は暗いはずなのでお寺を訪ねる人たちのことを考えると、
光量が少なくても金色が反射して視認性の高さが期待できるから。

時針・分針は“蓮の葉”とその茎に掴まっている蛙の画になっている。
文字盤中央の金色柄もそれらと併せて蓮の花びらだ。


  △ スタジオで撮影したもの



住職さんご夫妻は喜んでくださいました。
と同時に、良い意味で大変珍しがっていらっしゃったようです。


・・確かに文字盤は漢字表記だし、自分の遊び心もあちこちに・・
お寺にそのような感覚を持ち込んで良かったのか迷った所ではあるし・・。


でもこのように快く受け入れてくださってとても感謝しています!




その場に合うようにデザインするようにいつも心がけているけれど、

このお寺の中ではこの時計は全くの新人でぴかぴかしている。


そういった場合見た目は、舞台美術の仕事なら“よごし”、
お店の装飾等では“エイジング加工”
を施せばその場に早くなじませられるけど・・・



この場所で自然に年を重ねて欲しい。

このちょっと風変わりな時計がどう年をとっていくのかが楽しみ。


今後、この本堂の空気の中で更に溶け込んで、
そしていつまでも時を告げていってくれたら嬉しいです。








● お寺の掛け時計





2010年1月11日月曜日

HP "ART DOMINO" ページ更新のお知らせ

   
        
遅れましたが、Web サイト上の"今月の一枚"を更新しました。



− 舞台装置用の"紗幕"というものに描く機会がしばしば・・・





その紗幕にを描いた例。





全体像が撮れている写真がなかったのでこの一枚になってしまったけど、

本来はもちろんもっと広がりのある画になっています。



リンク先は以下より・・・

ART DOMINO  今月の1枚 / 背景画制作の記録





● HP "ART DOMINO" ページ更新のお知らせ









2010年1月9日土曜日

美術と音楽と…

    
       
先日、犬の石彫が仕上がった!







依頼主さんのお宅への搬入準備も整えた。その日出来得ることを・・


そう、この彫刻の取り付け作業が待っている。


業者さんにやってもらう訳にはいかないようだ。
かなり慎重に運ぶ必要がある。
だから、この作品の材質や、
理想の取り付け場所を既に把握している我々が輸送する方が良い。


・・ということで親方さんがその段取りを念入りに。


来週は搬入前に一度現場で取り付けの準備がある。

取り付けまで問題がなければ、一時の彫刻家は一先ず終わりかな。
・・何だか寂しいな・・どの制作もそうだけどね。

やっぱりオレはモノ創りが好きなんだな!・・と話したいところだけど、
まだ納まるまでは気を抜かずに!!


作業現場が交錯しているけど、週初めには絵描きに戻ります。



・・・それと・・・


"音楽"の話も少し書いていくことになりそう。


色々含めて、自分にとってはなんとも不思議な年始め。






● 美術と音楽と…







2010年1月8日金曜日

アトリエ作業終了 - 石彫

     
     
今日は午後からの作業だ。・・だから日記は今書こう。


昨日は繊細な作業。

石彫は彫ること自体繊細な事だと認識している。

ではどんな繊細さが必要?

この石素材、元々は粉状になっているからそれを盛り付け、
凝固したところを彫っていくもの。

表現の可能性に幅があるのだ。その分素材に慣れないと扱いが大変。



個人的に担当している昨日の作業内容では、


犬の口腔内、彫り&盛り(多少)加工。


・・・むずかしい・・。



犬の口の中って?・・人間のものですらあまり見ないのに。


歯の本数、大きさ、配置バランス等を骨格図から割り出して当て込んだものの、
とても立体的に出来ている口の中を作ること・・
そして思ったように表現しても人が納得してくれるか?
犬全体像からすればこの口の部分は数パーセント。
・・でも飼い主さんが一番気にされるのは結局顔ではないだろうか?


今になって言うけど、これらの彫刻は単色仕上げではない。
かといって塗り仕上げでも無い・・。


色違いの石材で盛っては彫り、盛っては彫る作業だ。


親方さんのこだわりでもある。


しかし現実には色数に限りがあるから複雑かつ繊細な色表現は出来ない。
とてももどかしいところだ。


・・・こういった理由からも今日の作業、違う意味でも繊細にならざるを得ない。


— でも!


ここまで大事に踏んできたステップだ。
時間がかかっても今できる最良の結果を求めよう!


作業を終えて、


今日これからの制作作業に繋がる石材の仕込みが出来たと思う。


アトリエで出来る制作・仕上げ作業は今日の午後で終了。

・・・良い仕上げを!





● アトリエ作業終了 - 石彫







2010年1月5日火曜日

彫り初め - 石彫

            
                 
アトリエで2010年初顔合わせ。


"今年もお世話になります"


・・なはずなんだけど、つい昨日会ったばかりのようで、
何だか年を越した感じが全くなかったな。



彫刻のワンちゃん達とも顔合わせ。


カッチカチに固まっている・・・当たり前だけど時間はしっかり経っているよ。



ここでは今日が仕事初めだから、まずはコーヒーを片手に持って…と。



彫り初め!と行きたいところだけど、ここは眺める事が最初の仕事だ。

仕上がって行かなければならないから石の塊とにらめっこ。

コーヒーをすすり、年始の報告なんかを交わしながら作業の準備。


ゆるーいスタートです。(笑)・・コーヒーは欠かせません。


さて、カフェイン(決してアルコールではない)も入ったところで、


彫り初め!

と行きましょう —




硬いなー、ホント硬くなってる!

まさに石彫です。


それぞれが担当の部位について作業開始。

ちなみに現在の担当は大きい方のワンちゃん。
顔から背中&腹部そして尻尾周りまでをかまってます。

モデル犬はスムースヘアが主体で、
所々に少し毛足の長い無造作ヘアがあるのが特徴。


だからその両方の質感をうまく表現できたら最高です。


硬く石化したその石の塊の上にしなやかな感じとふわっとした感じを・・・。


・・・時間精一杯までじっくり取り組んでいこう。








● 彫り初め - 石彫

2010年1月4日月曜日

初作業 at my studio

      
     
タイトルの通り、今年の仕事初めでした。

" 描き初め " だ。


まずはスタジオで片付け。・・暮れにはあまり出来なかったこともあって・・。


その後、


去年からの持ち越し制作、お寺で使用する壁掛け時計の仕上げペイント&加工。



納得のいかないところ、よりアクセントの効いた色差し等を行ってついに完成!!


本堂内に設置されたら、そこでの写真で改めて紹介します。とりあえずこの写真で・・。




— 明日からは石彫作業が再開する。


明日のために今日はもう眠ろう。・・明日のためと言うよりは単純に眠いというのが本音。




それでは・ ・ ・



今年もよろしくお願い申し上げます。







● 初作業 at my studio







2010年1月3日日曜日

象徴的舞台装置/NHKオペラコンサート

        
            
            
後半戦に使用する。

とのことだったが、

例の紗幕、いつになったら出てくるのか待ったなー。

…NHKオペラコンサート用舞台美術制作の話の続き・・





19:00から始まった今年のニューイヤーオペラコンサート。

私見ですが、

各sceneではとても現代的解釈の舞台装置を見ることができたと思う。

そしてそれに合わせて衣装もクラシックな部分を残しつつも
抽象的、象徴的なデザインが揃っていた。

バレリーナ " 吉田 都 " さんも出演でした。
そして演じたJulietもやはり近代的・近未来的イメージの衣装を纏っていましたね。





中盤のステージが終わるとついに登場しました!何度もお伝えしている絵紗幕が。

オペラ:トスカでの有名なアリア、"星は光ぬ" でその景は始まった。

歌ももちろん素晴らしいのだが、仕事柄この背景の料理のされ方がどうしても気になってしまう。悪い癖だな。もっと視野を広く見て、こういった舞台の ’流れ’ とか ’意味合い’ を考えた方がよいのでは?・・自分に言い聞かせてます。


それにしても・・

しばしば映りましたねぇ…番組ラストまで!


・・お陰で自分なりの反省点がよく見つかり!(汗)、
とても勉強になりました。・・あ゛〜。



ともあれ、無事にお役目を果たしました。

いつも呼んでくださるアトリエの親方さんと
共に腰を痛めながら仕上げた甲斐があった・・と思います!



この紗幕、またいつかひょっこりと
みなさんの目に留まる時があるかも知れません。






● 象徴的舞台装置/NHKオペラコンサート



                
                
 





     

絵紗幕(夜景)/NHKニューイヤーオペラコンサート2010

舞台美術(絵紗幕)の宣伝!



昨晩駅伝のことを書いていたら、
自分の本業を語るのが後回しになっていました。
それ位、普段スポーツをやらない自分が
箱根駅伝に今年は注目しているってこと。


では自分事を少し…


今晩、1月3日・夜7時〜は、


第53回NHKニューイヤーオペラコンサート2010


をチェックしてみてはどうでしょう?

(番組表:http://tv.yahoo.co.jp/program/204485/?date=20100103&stime=1900&ch=8208)


特に後半の舞台セット。

年末にもここで書いていた

夜景の絵紗幕が登場予定。






舞台上にはもちろんオペラ歌手、
コーラス隊が並ぶけど、

その背景を飾ります!








● 絵紗幕(夜景)/NHKニューイヤーオペラコンサート2010






2010年1月2日土曜日

My works onTV? / 2010, 箱根駅伝で




2010年! 始まった!!





・・新年と言えば駅伝・マラソン。

駅伝なら箱根駅伝!というのが自分の中にはある。

日付は変わって今日1月2日はその箱根駅伝往路の日。


・・といいつつ,
応援している大学が特にこれといって決まっていないから、
毎度あまり注目していないのが正直なところ。
(出身校はどうした!?と突っ込まれそうだが)


でも今年は注目せざるを得ない理由が・・・。


-東洋大学


2009の優勝校でもある。

今年は東洋を見守ってます。



・・というのは、近年この大学が身近な存在でもあり、
そしてごく最近間接的にではあるけど、
ある件でこの駅伝チームに触れたから。


小学校の持久走大会にゲストとして選手が来てくれるから、
その人たちにゼッケンを作成し、
そして今回の駅伝でも良い結果が出せるように千羽鶴も用意したいんだ!
・・と、マラソンランナーでもある僕の同級生が提案。

そこで、頼まれたのがゼッケンと、
千羽鶴に添える一言メッセージカードの作成。


そんな彼のアツイ思いは受け止めるしかないっしょ!


ってことで手渡されたゼッケン型をした"和紙"にデザインしたり、






そして東洋大学チームにとっての勝利の合言葉!とでもいうのかな?


" 激走 "


というキーワードを自分なりに描かせてもらいました。
(書家ではないから"書く"ではなく"描く"ね)



そしてこの言葉をつるした千羽鶴が(話ではおそらく)
伴走車に載って2010箱根駅伝はスタート。



往路の結果は?・・・


トップ到着ぅ!!!



速い!速すぎた。 特に5区の柏原選手。
そしてその走りへとつないだ1区から4区までの選手達。

区間新でテープを切ったあとも笑顔の柏原選手。
一体どんな身体のつくりをしているんだ?

こんな素人の疑問を書いてしまうほど呆気に取られた。


関連記事:スポーツナビ
箱根駅伝 第86回(2010年)速報 往路
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/athletic/ekiden/hakone/86th/live/index.html


もちろん明日の復路で勝敗は決まるし、どの選手も明日にかけているだろう。


東洋大も気を抜けないだろうけど、総合優勝目指して頑張ってください!
そして他大学もいい走り、熾烈なトップ争いを期待しています!!


明日は目が離せないぞ!!




● My works onTV? / 2010, 箱根駅伝で