2019年4月11日木曜日

人形製作 マスク製作



今回も背景業ではない話。



人形、マスク、を作る話です。年度末の製作でした。
時間が経ってしまいましたね…^^;

「くるみ割り人形の物語」 原田富子バレエスタジオさんの30周年記念発表会の作品


先生オリジナル脚本、演出の作品です。



◆ 人形 ◆

くるみ割り人形としての、 王子、そしてネズミ、の2体。  
…ネズミはくるみ割りネズミと呼ぶ???

高さ60センチほどでご依頼いただきました。
 

◆ マスク ◆

王子用で人形のイメージに寄せて。 
ストーリー上、フルフェイスマスクではありません。





…立体造形に関わるといつも思い出されるのは、
その昔授業でお世話になった彫刻の先生の事。
今こうしてタイプしていても塑造室の様子とかが浮かぶ。





さておき。



メイン材料は発砲スチロール。削り出す作業ですね。


スケッチからの図を用意していざ。ここには載せていませんけど横向き画ももちろん用意。




ネズミはここから直しながら…



スチロールを繋ぎ貼り合わせ…






切る、削る。  
 盛る、削る。

































> あごを改造 > 







色を乗せます。装飾も足します。

で、完成。






↑王子の足元はブーツスタイルから変更。
不要部分は削り取り。




↓マスクはこちら。







wigのスタイリング、むつかしいなぁ。
そもそも人形の髪型デザインが複雑なので尚更。
まぁ自分でデザインしたのですけれど。^^;
でもそこの格闘が楽しい!
着用後にさらにワックスで整えました。
気持ちは美容師のつもりで。笑



くるみ割り人形 の物語

先生の作られるお話がとても素敵です。
ネズミにも、マリーにも、心打たれます。


イレギュラーな製作ではありましたが、
普段と同じですね、形が出来上がっていくとやっぱり嬉しくなるものです。
最終的に作品の中で、舞台上で、役を果たすということは単なる造形物ではないわけで、
当然責任がある分これもまた力が入った製作となりました。







そして個人的には再演を!と願っています。











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