2010年5月27日木曜日

バレエ舞台幕







こんにちは。

今日も携帯電話よりお届けします。


ここのところ続いているバレエ舞台セットに関しての制作。

明日からは場所を移しての仕上げ作業。
写真のドロップや先にあった別の一枚を積み込み、使った絵の具やらもまとめる。

さて作業にもどらねば。


休憩中のアンドウでした。

2010年5月26日水曜日

ドン・キホーテ

現在制作の手が空いた時間で、たまには携帯電話から書き込んでいます。


久々にバレエ舞台美術のドロップ制作にかかってます。

演目は"ドン・キホーテ"!


デザイン画は、イメージ先行?というか具象・抽象のはざまをねらった印象。


制作では、道具帖を見ても人によって受け取る感じが違うから方向性を定める事がとても大事だ。

この場合もそう。

相手(ドロップや紗幕)はおおきいんだからツボは押さえないとピリリとは仕上がりません!

ーこの曖昧に見える調子は何なんだろう?とかこのトーンの大きい流れはこれこれこういう風景がイメージじゃないかなぁ?などといった感じに意見を交わす。
とても大事な段階です。

夢見るドン・キホーテの気持ちに触れてみながら。

2010年5月23日日曜日

アールドミノ ロゴマーク完成! 



なんだかんだでしばらく落ち着けなかった。
気がついたらもう5月も後半へ入ってしまったな!
でも色々携わらせて頂いてありがたいことです。それに新しいつながりも!!
— 様々な事象に感謝です。

 

さて、長くなってしまわないうちに ( 下記がいやでも長いので 笑 )、
早速終わっていないロゴ作成の話を進めよう!
ブログが書けず、我が事ながらずっと気になってたぞ。


前回はなんとか気に入ったシェイプを創りだせたところまで。
舞台美術におけるドロップ(舞台背景を飾る大きな幕)がイメージの形。



今回はそこからの展開・苦悩を話そう。 t ˜o˜;


自分の理想を具体的に盛り込もうとあの手この手でイメージをぶつけてみた。

どのアプローチも毎回自らに駄目出し。>.< ;
かなり遠回りをしながらも、途中いくつか形にしてみた。

それから、これも書かなきゃ。 「 なぜ 名前に“ドミノ” って付いてるの?」

ドミノっていうと一つはあのドミノ倒しで見る長方形のピースにサイコロの目が描いてあるもの。

で元来はそのドミノ牌でゲームをする・・・ だけど、アールドミノのドミノはドミノ倒しの方のイメージ。

将棋倒しのようにばたばた倒れて行く図が浮かぶからイメージが良くないのでは?
…でもそこに着目した訳ではありません。

小さい頃にテレビで見た大掛かりなドミノ倒し — それがおおもと。

あのからくり一杯のドミノセットは少年の心にはあまりに大きな衝撃だった。

まだ幼稚園児?それとも小学一年生あたりだったかなぁ・・・ 親にその年の誕生日かクリスマスプレゼントか何かをすでに他のおもちゃで約束していたんだけど、テレビであの華麗なドミノ倒しを見てしまったアンドウ少年、すっかり気が変わってしまった。
買い物に出かけた時も、おもちゃ売り場やそれらが売っている所に行けば立ち止まり、今すぐに欲しい!!とねだったものでした。
その後、最初に約束していたおもちゃと引き換えにドミノ倒しのおもちゃを買ってもらった程。
・・ でもそれ・・・家に帰って遊ぼうとしたけど、なんか違う・・ ドミノ牌は最初からきれいに並んでいた。 (!?)
・・・最初からピースがレールに付いていて整列してる… レールごと逆さまにしたりすれば全てのピースが、あら、元通り〜 って!そんな易しさ・便利さは要らねーよー!
・・このおもちゃ、画期的な(?笑)装置の部分に投資されているもんだから、そのドミノレールはピースの数が圧倒的に ・・・少ない・・・。*_*
その後、少年はほとんどそのドミノ倒しで遊ぶ事はなく・・・ えー・・親の都合と子の理想はかけ離れているものです・・・そんなものです。

まぁそんなこともありましたが、とにかくあのときテレビで見た生き物みたいなドミノ倒しの映像に感動したんです。
あっちで大量のドミノが倒れながら絵が出て来たり、はたまたこっちでは仕掛けの中をドミノ牌がバトンタッチして進んで行ったり・・・ (舞台芸術のセットも仕掛けが豊富ですよね) そして、 ドミノ倒しはスタートで弾かれるのはたった一個のピース。 だけどその後は様々な場所へ広がりながら息つく暇もなく、そして途中で止まってしまうかもしれない緊張感と共に次から次へ繋がって変化してみんなの目を楽しませてくれる。
・・・だからそんな風に人と人のつながりを大事に、そして観る人の目を楽しませる事が出来たらいいなと思っています。
全部をきれいに伝えきれていないけど、ドミノって付いてるのはそんなイメージを持ったから。 ・・徐々に感じ取ってもらえたら有難いです。


それではロゴ作成の実際を話しましょう。


象徴となるような形は出来たものの、それにもう1つ2つの工夫を加えてロゴマークとしたいところ。 ここからがまた難しい。

どんな意味合いを盛り込みたいかはきまっているのだけれど、何をもってそれを表現するのかが問題。

別のイメージを用意して組み合わせるのか、または色で印象づけるのか・・・ 理想としては、

●少ない色数—できれば単色
●ホームページタイトルでも使っているスタジオ名の 文字デザイン・フォントを使う
●なるべくシンプルな形に
                     ・・・等







決定したシェイプだったけど、形の内側の白抜きのラインがぱっとしない。単調な気がして…。

もともとそのラインを入れることで無理にでも幕が垂れている感じやドミノ倒し的イメージを掴もうとして入れたものなんだけど…

…文字をダブらせたらこんな感じか。




斜めに走る直線の一本を筆跡ラインに換えて意味合いを付けて色も入れてみた。
左端の暗い色は、劇場や舞台に見られる要素から舞台が暗転している、または無の状態。
そこに手が入って幕が色づき人間味や情景を創り出す。
といったイメージです。

それがこれ。↓



これ悪くないなぁ。保留にしておこう。

でも無理しているような・・・


なんといってもこの形、シンメトリックなのでなおさら変化を付けづらい。

もう一つ意味合いを込めながら変化を付けたいところ。

実に色々考えたんだけどなぁ・・・ここに挙げたらきりがないほどに。



こんなパターンもあったし、それ以外にもなるべく左右対称を崩そうと試みたけどボツばかり・・・







しかし!そうこうしているのと同時に別の考え方が浮かんだ。
この舞台幕イメージを持った形一つをドミノ牌の一つとして捉えることを。

ここに来てこのロゴ作成当初の一番大事なイメージ設定とは変わってしまうけど、
自分の中でとても合点のいく発想となったんだ。



早速思うがまま遊んで?みた。
こういう作業となるとコンピューターは強い!


↓こんなパターンとか



↓こんなのとか



これで絵が描けるね。
ドミノ牌を並べているよう。







欲張って最初のパターンとも並べてみたり。














これも多くのパターンを試してみたけど(脱線気味ですが…どれも面白かったので)、でも最終的な理想は

シンプルに!


なので別の機会に出番を作りたいと思う。


あれこれ頭をひねって考えていたため、反対に容易なことを試し忘れていた。
だから一度頭を整理するつもりでポンっとやってみた。







ここからは後日談です。
一度完成のお知らせをさせて頂きましたが、この後、ロゴマークが変わりました。

基本的なシェイプは変わりないですが、やはり初期のイメージが薄れてしまっていたため、使用している間に、創った自分の中にズレが出てきたので・・・
使うことをためらうようになってしまったのです。

↑のデザイン。今も嫌いではない・・・納得したつもりだったけど実は9割くらいだったのかも・・・。

てことで、時をおいてもう一度取り組み直し。

初期イメージを持って・・・遊び心も感じてもらえるかなぁ?

ドミノピースの発想ではなく、大きな幕をめくってみせた。
やっぱり絵幕の扱いがメインなんだと思うから。


A・D・・・頭文字もよく見れば感じてもらえますか?

ドミノ画も遠くまで続く感じ。

シンメトリックな形も崩せたし・・・

・・・冷静に、すごく自分らしくなったと思う。・・もやもやが取れた。


↓こんな感じです。

このデザインでは色も入れられるようになったし!
幕に手を加えたところに彩りが現れる
って感じです。


↓単色で、文字の配置を変えてもいいね。



・・・という感じでここに変更内容を追記しました。

こんな経緯でマークが出来上がったんだ、と・・自分の履歴として残します。

今度こそ色々な所に登場させよう。


では元の文へ戻します。








自分の絵を描くときもそうだし新しいものを作るときはいつも似ている。
現在、これとは別のロゴもデザイン中。
依頼主さんとのやりとり中だけど、やはり作業は似てますね。

不器用なんだと思う。でもこれが自分のデザインの仕方のようです。





完成したマーク。この先もちろんどこかに登場させていくつもりです!

ロゴマーク共々この先も舞台美術・アート制作 アールドミノをよろしくお願い致します。






● アールドミノ ロゴマーク完成!















 
 

2010年5月3日月曜日

今月の一枚 / 舞台美術・絵幕装置:ウェブページ更新のお知らせ

 
 
 
シンプルな舞台美術セットを紹介します。

バレエ舞台用の装置です。

シーチング生地製のカットクロス。
上手・下手、計二本の柱のみ。

その背景はホリゾントを照明さんが染めるも良し、大黒の幕でつくる無の世界にこれらの柱とダンサーを浮かび上がらせるも良しです。

アールドミノ製、レンタル用舞台セットになります。




クオリティーの高さから、バレエ発表会〜本公演まで対応可能です。






大まかな寸法等は以下のページでご確認ください。
http://sites.google.com/site/artdominoworks/




今後も通常のドロップや絵紗幕制作の他に、舞台公演のスパイスとなる様な独自の道具を制作していこうと考えています!


次なるデザインはすでにイメージできている・・・どんな形になるのか自分でも今から楽しみだ。






● 今月の一枚 / 舞台美術・絵幕装置:ウェブページ更新のお知らせ