2009年7月3日金曜日

4/20(月) “ to Oxford ” - イングランド・舞台美術 探訪

前回の書き込み通り、ヘッドラインのみでこの日をお伝えします。
2009/12/11 - 更新中(以下緑色部分

昨晩はベッドではカメラがどうにか機嫌よくなってくれないかなぁと格闘したものの、
結局無駄に終わり就寝。


今日はGoring&StreatlyからOxfordへ行くことにした。
National Railで移動。ここから確か5つ目の駅がそう。


ここの相部屋の人も起きている。

御年輩の方だ。
挨拶をしてみると…どうやらこの一時期だけOxford大学で生徒を面倒を見に来ているらしい。


とてもよくおしゃべりになる方で(笑)この方の自己紹介が断片的にしか聞き取れない・・。
以前の仕事は、建物内の電気回路図を作成していたとか・・いないとか・・・
でも挨拶したこっちのことを煙たく思っている訳ではない証拠だ。この数日間同じ部屋にいるわけでだし、すこし安心した。・・弾丸トークだけどね。


Oxfordは友達Jの勧めでもあり、ここから近場だし、ポピュラーだし(苦笑)、
トライする価値あり!と判断した。



さあナショナルレイルに乗ろう!
天気も良いぞ!


ローカルラインに乗って、のどかにオックスフォードへ。

— いいねぇ。ほんとに絵に描いたように丘と牧草地帯ばかり。
何処までも続く緑色の中には馬も走れば牛、羊も点々と・・


・・到着。
Oxfordではまずどこへ行ったかって?・・・家電屋さんとカメラ屋。かなり焦っていた自分。
何で焦っていたかは前日の記録を見て頂ければおわかりだとは思うけど。カメラのファイルが心配…。

まずは近場の家電店。
店内を見ていてもしょうがないから店員さんに訊いてみた。

お客さん用にメモリーカード内をチェックするようなPCは設置していないとのこと。
んー、困ったように訊けばなんとか裏手でチェックしてもらえるかとも思って当てにしたんだけど駄目か…と思いきや、バトンタッチした店員さんがカメラ屋さんの話を始めたからそれが何処にあるのかだけでも訊くことが出来た。

店を飛び出して、急ぐはそのカメラ屋。

Jessops だったかな。有名なカメラ屋みたいだ。

店内ではプリントオーダーの端末があったから、早速店員にトラブルを打ち明けて、メモリーカードを差し込んでもらった。
これで画像を確認してCDに焼いてもらってしまえばこっちの物だ!と思ってDATA CD作成をお願いしてみた・・・が、カード内のすべてを読み込むことはなく、結構昔にとったものしか出てこない・・・。


あぁどうしよ・・・ ジョーン!!ヘルプ!!!

作戦失敗・・これで今日は撮影も出来ない…がっくり来た。

でもどうにもならないんだから…考えても仕方ないので本能の赴くままに歩き回ってこの目に焼き付けよう!それが1番だなっ!ってことで・・今日もひたすら歩こう!



あ、思い出した。ここに来る前に劇場があったんだ。何をやっているのか覗くと…。
あった!English National Balletの公演 “Manon” だ。
イギリスに来てもちろんしたいことの一つ ‘観劇’ 。
是非見なければ!しかも最大の関心事であるバレエの舞台美術が見られるぞ。

…でもあれ?公演日程を見ると・・・


明日からじゃんっ!!

…悩め自分。




駅で手に入れたマップ片手に適当に歩くと、なにやら変わった石柱が並んでいる。
その向こうには立派な建物が!
中に入れるならここは行っておかなきゃ!今後の舞台美術制作のために来ているのだから。終始どん欲にね。

Bodleian Libraryという図書館だった。素晴らしい建築。
ちなみに、ハリーポッターの映画のロケ地のひとつか?関わりがあるようだ。
・・自分は全く気付かなかったが、ここはそう、あの有名なオックスフォード大学の一部なのだ。
どこにもはっきりとOxford Universityなどとは明記はされていなかったようだが、
こちらの大学は元来小さなcollegeが集まって一つの大きなUniv.を形成してきているらしく、個々のキャンパスは点在していることになる。

門から入るとその先には物販店がある。記念品など、お土産屋だな。

お店で、ここから先へ入って行っていいかを訊くと、見学のツアーに予約してあるのかと聞き返された。要するにここから先は要予約&支払いのようだ。
他の場所もなるべく回りたいから、入ってみたかったけど断念。
その代わり、さっき入った門付近がとても印象的だったからちょっとスケッチをしてみた。
黄色みの強い褐色の石で組み上げられた建築が作るその空気がとても頭に残っている。

それから最初に目に入った石柱。それには柱頭に人物が彫られている・・
・・でもなんだか厳格な感じがないというか、よく西洋の彫刻物で見るようなモノとは違う。

どの石像もおもしろい…かわいらしい…とでも言おうか。ちょっと微笑ましい姿だ。

それに聖堂の屋根などに付いているガードマンの"ガーゴイル"もみんな面白いモノばかり!
建築は本当に見事。だけどここが図書館だからなのか、永久的に残ることになるこういった遊び心が見る側に余裕を与えてくれていると思う。逆に興味が増すね。だって、簡単には作り換えることの出来ない石彫で わざわざユニークな形を残すんだから。

もっとここに居たいけど時間が・・残念だけど次へ足を進めよう。

せっかくだから路地というかハイストリートから一本はずれて歩こう。

思ったとおり、整いすぎていない町並みが見れた。個人的にはこちらの方が好きだ。
・・すると屋根並びのその上方に尖塔が見える。

もちろん足はそちらへ向いていた。

どんどん近く、その足元までやってきた。

Church of St Mary the Virgin 教会だ。・・しかもかなり大きい。

ジョンの案内で数カ所の大小の教会を見せてもらったけど、ここも大きい。


中でちょっとスケッチしてみました(いいのか?)。

・・パイプオルガンが面白いところに配置されている。
祭壇と礼拝者のベンチとの間、通路の真ん中にレイアウトされていた。
二階の席から眺めているが、オルガンの音を聞いて!とばかりの存在感。
自分が腰掛けた席の後ろは壁・ステンドグラスが。
メインのステンド〜ではないがこんなに間近ではなかなか見られない。
サブの窓といえど結構丁寧に描いてあるんだな・・と何の不思議もないことでも驚いてしまう自分。

・・でもなんだろう、立派な教会なんだけど、霊験さをあまり感じなかった。
入り口ではお土産も販売してるし…そう観光の為のものっていう感じ。
友達の案内してくれたところはもっと・・空気が張り詰めていて…礼拝者の足あとを感じる。
さっきまでここに誰かが訪れていてそして祈っていったんだなとか、それが長い歴史の中で生活の一部として繰り返されて・・・なんて書いててよく分からなくなってきたけど、
とにかく様々に心が揺れ動かされる様だった。
神社仏閣を訪れた時のあの雰囲気と似ているところもあり、
また建物などの雰囲気から、日本のそれ以上に圧倒されるところもある。



































それから・・・この旅で最も重要なmeetingのための約束も確定した。電話での英語のやりとり…辛いです。
でも何よりほっとしたよ。




今日も何だかまたひたすら歩き回った1日。だけど収穫は余りあるものでした!



明日は…決めたぞ。またこの街経由で足を伸ばそう。
でもなー・・カメラが・・・心配。




4/20(月) “ to Oxford ” - イングランド・舞台美術 探訪







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