2009年12月22日火曜日

夜景紗幕と石彫と

 
今日は珍しい一日。


本業の舞台美術背景画師であり、また、石彫も行った。


朝は石彫の手伝いのお仕事から。
といってもまず朝一でこの石彫仕事の親方さんと共にその依頼主のお宅へ。

その彫刻のモデルになっているワンちゃんを直に拝見させてもらいました。

親方さんの提案でもあったし、観察させてもらえて良かった。
もちろん制作中は写真も手がかりにするが、
最終的には今日見させてもらった当のワンちゃんが持っている雰囲気に近づかなければならない。最終的と言ったけれど、現時点での作業は大事だから。
絵も一緒だ。下地で作る"勢い"や"大きな物の捉え方"がしっかりしてなきゃ仕上げ時に説得力が無くなってしまう。

・・とまあこの辺にしておいて…

その後はアトリエへ移動して作業だ。


石彫と言っても石化する素材を盛りつけていくというもの。
その後に彫ったりもする。


今日は作業行程の都合により、途中、先日からの絵紗幕制作でも手を入れた。
ただしこちらはほぼ仕上がり。だから整える作業。


横たわる自由の女神上半身。

この紗幕の足下の方に描き込んだモノだが、
元の図面には無いものだからあまり目立たぬように。
この後少し変化をつけて存在感を操作。

ちなみに左にちらっと見える道路(に見えるかな?)
を挟んでその向こうに
この女神像の崩れた下半身がある。



これらは前回言ったようにテーマに近づかせるために描き足したもの。
ほかにも色々な要素がこの紗幕一枚の中に入っています。


そして石彫の方も片方の一体の2段階目のもりつけがおわりました。
彫刻をしていると無心になれる時間があるよね!?


明日はもう片方の大きいわんちゃんを進めます。




●夜景紗幕と石彫と

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