制作の話。
今回のペイントはあるクラシックコンサート用のモノ。
なんだけど、この背景の絵柄は "和物" だ。おそらく音楽会の内容が関係しているのだろうけど、相変わらず詳しいことは絵描きサイドにはあまり伝わってこないね。
・・それは置いておいて、実制作について書こう。
まずこの絵はステージ上では常時かまたはピンポイントで影絵風になるという。
写真はすべて部分で、しかも仕上がりではないのだけれど、要は黒のシルエット部が影の部分になるということだ。映ってはいないけれど、画面全体は和紙風。巻物或いは掛け軸を広げたような雰囲気。そして影部分は"1本の梅"が横へ横へと幹をのばしている。そこにはキジやウグイス(?)も描かれていた。
この仕事はへたに画面を汚せない仕事なのだ。
絵の具もこぼさないように終始気をつけないとならない。
なぜかというとこの布地は"英国シーチング"
または"スーパーコットン"と呼ばれる、縫い目のない1枚モノの生地で、このような目的(影絵)のために使われることが多い。
そしてそして、照明さんのあかりの当て方を想像しながら作業を進めました。
2009年10月12日月曜日
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