2009年6月6日土曜日

舞台セット_ジャングルのイメージ

ここんとこイギリス話ばっかりだから、たまには舞台美術のお仕事の方も紹介しよう。




今回の画像のものは、“ よごし ” というか “ 着彩 ” と言おうか。
直接背景画に当たるものではないけれど背景の役割を果たすもの。舞台セットの一部だね。

数人で、ある生地をグレーに近いグリーン系の色でひたすら染めた。
それを別の場所で加工していただき、全部吊ってある。

“ ジャングル ” のイメージデザインだったようだ。

そしてまたこの写真の現場でデザイナーさんの指示をもとに、スプレーガンや、もちろんアクセントには刷毛を使って色調整。

写真はその一部。カメラを持って行き忘れたから携帯カメラの画像でわかりにくいけど、ここで全体を見るとかなり鬱そうとした感じ。

でも、どの道具でもそうだけど、劇場に持って行くとそのスケール感や色の調子などがかなり違って見える。もちろん照明の効果も影響するし。
ここでは立派な道具に見えても、すごくつまらなく見えたりするときもある。
どの舞台美術でもそうだけど、大胆さが必要、といつも肝に銘じてやってます(もちろんケースバイケースだけどね)。
…これは本番ではどうみえたかなぁ?


*舞台セット—ジャングルのイメージ

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