2009年5月7日木曜日

4/16(木) 雨 "Hammersmith ~ Goring & Streatly" - イングランド・舞台美術 探訪

キャンベル氏のscenic studioをあとにして、雨の中いよいよ未開の地、そして友達の家を目指して移動だ。


Hammersmith駅に戻るんだけど、今度は道路を挟んで別の改札、

Hammersmith & City Line

でPaddington駅までまずは移動。



Hammersmithから7つめのこの駅ではNational Railが乗り入れている。

     大きな駅だ…。

左がtubeの目印。Paddington

線路を挟んで
右がNational Rail
London Paddingtonプラットフォーム


National Rail(以下NR)は、さすがに近代的に補修されているけど、風情があるね。
適度に汚い。笑(いい意味も悪い意味も含んでね)

そして舞台美術を生業にしているからには見逃してはならない部分、
プラットフォームの屋根から下りている破風?かな。
木製の、そして白くて先端が尖っていたり途中に円形のカットが入った板張り。
庭先のフェンスみたいだよね…。
こういう部分ってイメージでは分かっていたりするんだけど実際のスケール感とか分からないから、些細なことだけど、よく見ておきました。
そしておそらくNRのどこの駅にもこの木の破風は見受けられます。
統一感があって気持ちがよいね。




tube側から連絡通路を渡りoyster cardで改札を出た先は・・・




こんな感じです。

かっこいいねっ!!


日本だってもっとプラットフォームの多い駅はあるけどこの雰囲気は持ってないよな−。


それから、やっぱり舞台制作関係者としてはこの巨大なアーチが気になって仕方がなかった。

鉄骨の柱とアングルが幾重にも連なって…

早く下に降りて観察しなきゃ。


oyster cardを差し込んでと…あ、もう地下鉄じゃないから使えないんだった。

NRのticketをsingle(片道:往復はreturn)で、友達が教えてくれたとおり特急で行ける範囲 "Reading" までを買いました。目的地まで買えばいいんだけど、今日は時間があるからReadingにも寄りた いし・・・

というよりこれも友達に言われたこと、

"Off-peak time" でticket買って、と。

確か、15:30辺りから19:30辺りまでがpeak timeだったはず…。違ったかな?
特急券の料金はかなりの差があるらしい。

今は13:00過ぎだから大丈夫。
この時間なら急行、鈍行の料金差は無いと言うことだ。

早めに移動してReadingでぶらぶらしてみよう。友達だってこの時間ではまだ仕事中だから。




下に降りてみた。


面白いなー。本当はスケッチするのが一番感触がつかめるんだけど、その暇はないや。
だってどこを見ても気になる所ばかり!
これではさすがにスケッチをとる時間がないから目でよく見て、空間を感じて、後は写真に頼るか…。





こんな感じの写真ばかりを撮りました。これでもまだ皆さんが観られる範囲の写真かな。
ほんとに記録用です。この旅で綺麗な物を撮りたい訳ではないから。


でも1枚くらいは飾りたいから…




これに乗ってReadingへ。





車内はとても空いていた。

Readingまでは停まらないから気が楽。



そう言えば、これから会う友達に何度か電話とtext messageを送っているのだけれど、
つながらない様子。
昨日は念のためその友達のお母さんに僕がLondonに着いた旨と、今日からお世話になる事の確認の電話をしておいた。
僕が・・おそらく電話番号を記憶し損ねたな。



あー、雨で残念だな。

“世界の車窓から”

みたいな感じにはならなかったけど、異国の地の列車に乗っているというところがいいんだよね、きっと。







Reading駅構内

改札手前で振り向いて1枚。

時刻は 14:39 か。
— Gatwick空港へは奥を右に進んでその先の列車へ乗車下さい —




駅に向かうとこうで…



反転して少し街中へ進むとこんな景色




そしてもっと進んで…

1番目を惹いたのは

結局、


…教会。

今まで写真では何度も何種類も見たことのある建物だけど、
やっぱり近場で見なきゃ分からないことだらけ。
ここは舞台美術人としてかなり飢えてるとこだから外せない!

見れば壁には見慣れない石が使われていたりして…


この旅では是非chapel, churchの内外の様子をしっかりと見ておきたいと思ってます。
友達に会ったら頼んでみよう。そして壁の石のことも訊いてみよう!



この後は、やっぱりぶらぶらと街を散策。

あるショッピングセンター街にたどり着いた。

興味は…ほとんど無いけど他に見る物もないし、まだ時間もあるからまたまたぶらつく。


・・・そういえば、と思い出したのが"着替え"のこと。
長袖のt-shirtを1枚忘れたんだった。

ここで調達していこう!ということで手頃な物を見つけて買い物(H&Mで)。
その他、本屋さんでも買い物。

スーツケースをゴロゴロしながらの散歩と買い物はつらいのでこの辺で切り上げて
そろそろ駅へ行こう。


local線であと3駅。
窓口でticket買って友達の住む町、

Goring & Streatlyへ。

列車内は先ほどとは違い、結構込んできた。帰宅時間だ。


窓から覗く景色は、雨天、そして夕暮れ時にもかかわらず緑豊かで広大な感じが伝わってきた。



明日は晴れるといいな・・・。





さて到着したのはGoring & Streatly駅。
皆さんお迎えの車に次々と乗り込んで帰宅していく。


僕は・・・見ず知らずの、そして見える範囲ではpubが一件だけという駅で…ひとりぼっち。

もう一度携帯に電話するも…だめだ、つながらないや。どうしようかなー。pubにでも入って友達からの電話を待とうかなー・・・。


いや、でも待っていても仕方がないので、ご面倒をおかけしますがまたまたママに電話してみた。

“それじゃ駅で待っていて、迎えに行くから”

ということで駅へ戻る。ママさん申し訳ありません!


しばらくして赤い車が1台止まり、助手席のドアが開いて反対から運転手も降りてきた。

友達のお母さん。 “ポーラ” さんです。雨の中だけど…初めまして!

よかったー、実際どうなっていたことやら。ポーラがいなかったらどうしてたんだろう?
申し訳ない気持ちを伝え、家に連れて行ってもらった。まだ友達も帰っていない様子。
ちょうど車中で彼から電話がかかってきました。仕事が終わったようだ。



10分くらいで家に到着。

外国の方の家にお邪魔するのは初めてではないけれど友人のしかも実家は初めて。
緊張するけど友達もそろそろ来るし嬉しかったな。
ポーラさん、お世話になります!!


部屋に案内されると出迎えてくれたのは真っ黒な垂れ耳の中型犬“ヘクター”でした。
その後、お茶を頂いたりお話しをしたりしていると友達が帰ってきた!


ジョン!!

非常にわかりやすい名前のイギリス人です。
会うのは半年ぶりくらいかな。前回は自分の地元で会いました。

ジョンに会ったら、自分がやっとここにたどり着いたことを自覚した。
再会はやっぱり嬉しかったなー。


色々話したり、自分の荷物を整理したりで時間がたつ。


夕食はポーラさんが用意してくれました。ありがとう、感謝!

ラザニアでしたが、ベジタリアン家系なのでお肉は入っていません(おそらく代わりは豆類を調理した物)、がとても美味しかったです!おかわりさせて頂きました。

あ!そういえば朝ホステルでポップからもらったワインも一緒に頂きました。
勿論、ポップの迷子話もしてね。笑
ありがとうポーラ!御馳走様でした! そしてポップもね。
楽しかったなー。


日本からのお土産も喜んでもらえたようで。
ジョンに関して言うと、伊勢エビが大きくプリントされたかなりcoolな手拭いをプレゼント。
“君はエビは食べられない事を知ってるけど、これ一目で気に入ったから買ったんだ、どうかなー?”というようなことを言って渡しました。笑


そんなこんなで友達がここにいることの喜びと有り難さを感じ(なにせ海外だからね)た
イギリス2日目の夜でした。

…ってまだ2日目か!長い日記だねー、頑張れ自分!



4/16(木) 雨 "Hammersmith ~ Goring & Streatly" - イングランド・舞台美術 探訪



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