2009年2月27日金曜日

舞台美術における背景画

私−Motoは舞台美術の一部である背景画(生地や切り出しパネル他への描画)等、商業絵画の制作に数多く携わっています。
今回自作の"松羽目"画を'ほんの'一部分の画像ですが、実質第一回目投稿のご挨拶代わりとしてアップします。
舞台美術制作の中で絵画する者の一人として個人的に制作仕事以外で描いておきたかったモチーフであり、また、日本の伝統的な能舞台の背景である老松の絵(松羽目)でこのブログ初回を始めたかったから。





松羽目とは
能の舞台上で正面奥の"鏡板"に由来する、大きな老松を描いた板羽目のこと。“鏡板に老松絵”は江戸時代にポピュラーなものとなる。
歌舞伎では、能や狂言の演目を基にした歌舞伎作品上演の際に“松羽目物”として使用される。

メモ
老松(おいまつ)=神の象徴
鏡板はなく向こうへ抜けていた昔の野外の能舞台(張られることになったのは桃山時代以降)は老松の近くにしばしば置かれた。
ゆえに神前で舞うことを意味していると言われている。

歌舞伎舞台上手/臆病口(=切戸口 -きりどぐち-)下手/お幕(= 揚幕・切り幕 ) と呼ばれる道具をセットする。 

− 以上、複数サイトを参考


と、色々書き出して行ったら勉強しなければならない事が次々と出て来たのでこの辺で・・・。
それに何だか堅苦しくなってきたからね。この調子ではブログ三日坊主になる危険性もあるし。


決まり事も多い松羽目の絵は作画するときは自分にとっては大変。
何故かというと、決まり事・制約等は'そこそこ'にして絵を描きたい方だから・・笑
自分にしか分からないこの'そこそこ'ってのが曖昧だけどね。このあたりの話はまた今度。

とは言っても、とにかく決まり事に即して仕上げてみると松の絵はとても綺麗で、よく出来た描き方のスタイルだな、と。・・・描いてみてよかった。


さて、初回となる今回のブログ、内容はともあれ書きたいテーマで始められてほっとしてます。
 
 

 
● 舞台美術における背景画
 
 

1 件のコメント:

  1. 当方、大道具小道具の木工職に就いてますがこのブログを見て背景画法を学びたい!と強く思うようになりました!!工房はさいたま市なのかなぁ〜

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